2002/05/13(月) 2月の日記、「禁断の木の実はどんな味?」の後編でございます。

というわけで再録のつづき。

2月20日(水)「ロリータ」V.S.「サムライ」、甘い言葉にはご用心。【後編】

この間、昼間のテレビで古い映画をやっていた。わんわんが途中から見ているのを、わたしは音だけ聞いていた。それは「ロリータ」。

ナボコフの小説なら読んだことがある。ロリータの本名が思い出せなくて悔しいんだけど文庫本は今、段ボール箱につめちゃってあるので掘り出す気力がない。

ロリータ・コンプレックス。「ロリコン」の語源です。

いくら戦士がロリコンだからって、いきなり服の趣味まで変えるのは節操がない。せいぜい木綿の白いショーツぐらいで勘弁してもらおう。コスチューム・プレイをやる趣味はないのじゃ。

そして、シャボンの香りの「プチサンボン」はどうしても物足りない。イタリアの薔薇の香りを足して、もうちょっと色っぽくしたい。

名前にもろ「ロリータ」が使われていた香水もあったけど、わたしには甘すぎる。

そして、風呂上りにつけてみたスイスの香水「Samourai(サムライ)」。うーん、どうかなあ。きりっとしてるけど、ちょっとお部屋の芳香剤みたい。これならロリータの方が良かったかな。ちょっと時間を置いてみます。

さて前編で書ききれなかった、「甘い言葉」について。

これねえー、今まさにわたしにとって大問題。まずは辞書より。

あまい[甘い]
①砂糖のような味だ。
②塩気が足りない。
③言い方が、相手を喜ばせるようだ。
④におい・音などの感じが砂糖や蜜の味を思わせるようで、気持ちがいい。
⑤にぶい。ゆるい。
⑥きびしくない。

まあ、こんなとこで。「言葉」が甘い場合、当てはまるのは③~⑥だろう。恋愛日記だったら、④の意味で使われる場合が多いと思われる。しかしまあ冷静に考えたら③だよね。

わたしさあ、自分で「恋愛日記」ってジャンル選んで、まあ、思ったことを書きたいように書いてるわけだけど、時々、甘い言葉に「オエ」ってなっちゃう。胸焼けを起こすんだ。

何でかなあって思う。まったく勝手。実は甘いもん苦手。人のノロケは聞けたもんじゃないってのはそいうことなのかも。

「甘い考え」ってムカッと来ませんか? この場合は⑥、それとも⑤になるのかな。

あのね、これについて誤解のないように語るのは骨だな。それでなかなか触れられなかったんだけど、わたしがムカッとくる基準て世間的な基準とまったく違うんだ。

個人の弱さに向かって正論ふりかざして「君の考えは甘い」と攻撃するような場合はこの限りではないの。逆に正論君にムカッとくるだろう。

「甘い言葉」の向こうに「甘い考え」がないかどうか、気をつけたほうがいいと思う。ムカっとか、オエっとくるのは重要なサインだからね、「気のせい」とほったらかしない方がいい。のちのちトラブルの種になるのじゃ。経験上そう思う。

蛇の甘言に乗るも良し、はねつけるも良し、ただし自分の責任で。

アダムちゃんみたいに「彼女が食えって言ったから」なんてセリフ吐かなくていいようにね。

わたしの日記を楽しんで下さるのはとてもありがたいの。読んでもらうために書いてるんだから。でも、自分に足りないものが何かわかったら、PCの電源落としてそれを探しに出かけて欲しい。幻想の木の実を見上げてため息ついてても何も手に入らないままだ。

みんな年取って死ぬ。リスク負って、体張って生きるんだよん。

うう。不完全燃焼。オナニー・レポートの方がよっぽど簡単だ。しかし何か、言いたいことがあるらしい、というのが自分でもわかった。恋愛以外に。それを今日の収穫としましょう。

カウンセラーにゃあ、なれそうにねえぜ。

さて、つけてから一時間が経過した「サムライ」、つんとしたアルコール臭さが抜けて、なにやら甘~い香りに。あら、さっきのきりっとした印象はどこへ? わたしのイメージと違う……。メンズ・フレグランスではなかったのか。甘えん坊の戦士にはお似合いかなあ。うーん。もうちょっと考えよう。これなら「ロリータ」の正面
攻撃の方が潔くてよい。この勝負「ロリータ」の勝ち!

昨晩、あまりの面白さに引き込まれてついつい夜更かししてしまった本、それは「内田金玉」(イースト・プレス社発行。「うちだ・きんぎょく」と読んでね)。

漫画家・内田春菊が編集長を務めたこの雑誌。内容は盛りだくさんだが特に「すげー」と思ったのが、岸田秀斉藤学との座談会「性と家族――抑圧からの脱出」。

わたしにとって、これからのヒントがいっぱいつまってた。

たぶん来月からわたし辛口の女になる。

いよいよ底意地悪さの本領発揮か?

見捨ててもいいのよん。

月子

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1月分をお読みになりたい方は、日記検索で「裸の月」と入れて下さい。性について書くぞーとはりきってる1月号がお読みになれまする。月子


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と、ゆうわけで、恥ずかしいねどうも。「辛口の女」だって(ププ。

今は日記検索しても1月分は出てきませんので悪しからず。

エロエロ・モードでもなく、ラブラブ・モードでもない状態でどうやって日記つづけようかなあと模索している時期だったようですね。いかに書きたいことを書ける状態に保つか、と心を砕いていた模様。それは今も変わらず。

今PCのまわり、いい匂い。ある方に香水をいただいたの。日記を通して出会った人。「サムライ」使ってたら、「戦士」くんに、それはやめたら? と言われたので、今度会いに行く時はこの新しい香りをためしてみよう。

でもってロリータの本名は「ドロレス」。今文庫本を掘り出して再読中。第二部に入ったところです。

ではまた。健全日記の更新を目指しします。(マジ?

月子

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