2002/06/29(土) 須佐之男こと益荒男こと雪彦こと戦士こと男3への手紙。<其の4>

なんだかんだと10時を回ってしまったわ。送るの、明日にするね。今日は1日雨で寒かった。1歩も外に出なかった。明日は8時半からバイト。昼前には終わるから、それから……とかコピー取って、ポスト入れに行くよ。もう宛名とかは書いたんだ。(中略)なんかすごく眠いわ。雪彦君と2人で細々とバイトしながら同棲生活を営むという夢想。10才若けりゃ、か。もしくは雪彦君がもっと歳が上で? あー、一緒に暮らすのはムヅカシイだろうけど、せめてつらい時、もうちょっと近くに居てあげられたら、と思うよ。背中を押してあげたり、話聞いてあげたり、添い寝とか、そういう事ね。セックスも好きだけど。雪彦君とするの。別に、だから、他に男もいらないんだけどね今は。雪ちゃんとキスすんのが一番好き。まーそー束縛し続ける訳にもいかんので、温かい目でね、見守ろうか、なんてね。生温かくね、年上としてね。ナンダカナー。もう寝たほうがいいかも。頭も痛いし。まー、大したことはあるまい。ねりゃ治るよ。右耳の後ろに、ぷくんと「はれもの」(?)が出来て、触ると痛いのでなるべくいじらないようにしてるけど、気になる。昨日から。右を下にしてねると、イタイ。だから左を下にしてねむる。雪ちゃんも歯痛、つらいよねー。でもそれより何より、生きる事そのものが、辛いのよね? もし雪彦君が早死にして(もし、でもないのか。仮定)あなたのために涙を流す事になったとしても出会った事、かかわりを持った事、決して後悔しないと思います。一緒に作品作ったり、桜見たりした事、枕並べて眠った事、全部、大切に覚えてます。何時間も電車乗ったり、夜行バスにゆられたり、そんなこと全部、ひっくるめて、わたしは楽しいし、そういうの大好きだ。長電話もメール交換も、こうして手紙書くのも、好きだし、リクエストしてもらえて嬉しいです。はりきって、いっぱい書きました。まだまだ書けそうだけど、とりあえずこのへんでひとくぎり、しようかな。あ、雪彦君の手紙読むのも好きだよ。日記も毎日楽しみにしてるよ。寝れない夜に打ってるメールもね。側に行きたいなー、て思うけどな。離れていればこそだけどね。四六時中、側にいたら絶対別のトラブルあるはずだしね。ケンカとか、気使いすぎてダウン、とかね。「風の谷のナウシカ」の原作マンガ、読んだことある? 昨日おとといとかけて、通して読んだんだけど、いつも泣く所でまた泣いて、それより何よりあれに出てくる巨神兵(オーマ)が雪彦君とダブッて…(笑)変に感情移入しながら読んじゃったわ。ガリガリひょろひょろだからかしら。痛々しくってね。最期は戦って死んじゃうし。泣かせるよな、まったく。泣きたくて読んでるんだけど。次は「レ・ミゼラブル」再々々(々?)読かあ。これも泣ける小説なんだ、わたしにとっては。エンターテイメントでもあり、メロドラマでもあり。(中略)もらった文庫、まだ全部読んでないなー。町田康もちっとも読んでないわ。そんなものね。さて、メールチェックして寝よう。(中略)じゃ、とりあえずこのへんで。ホント切りがないのだ。長電話みたいね。別に用事じゃないからね。交信していたいだけで、繋がっていたいだけでさ。雪彦君がコミュニケーションにうえているからそれを一緒に味わうというか、その空っぽを埋めていくのが美味なんだと思います。じゃ、字も乱れてきたし、このへんで。気が向いたら、また書きます。楽しかったし、久しぶりにペン持って。雪彦君からの手紙も楽しみにしているし。ではまた。愛してるよ、重くない程度にね。大好きです。じゃあ、またね。

2002.6.27
月子