2002/01/24(木) 「浮気旅行」なんて言わないでねー。

明日(日付的にはもう今日)、男3に会いに行くことにしました。

あくまで仕事です。
何? 説得力ない?
恋をするのも仕事のうちさ、なあんて。

2泊して3日目の晩に帰ってくる予定です。

結局メールが待ちきれず電話で先方の都合を確認しました。
用事が重なってるんだけど、そっちはまあ、何とかなりそうだとい
うことで、ついに決行。ああ長かった。待ちくたびれた。

「お忍びですか?」

と聞かれた。お忍びっちゃあお忍びだが、男1には「明日から行っ
て来るよ」と言って出かけるので秘密でもない。他の男にはあえて
言うこともないし、強いて言えば男2.5には内緒だ。そこんとこ
はちょっとお忍びっぽい。

去年の6月だったか、用事をかねて男3のところに泊まった時、な
んの話をしてたんだったか忘れちゃったけど、

「浮気旅行じゃないんですからね」

と言われたことがあった。だからちゃんと仕事して下さいね、とか
そういう話の流れだったかな。

で、「浮気旅行」、という単語が頭に残っているのだが、これって
どんな時に使うのだろう。

「不倫旅行」とかね。別に厳密な定義などないのであろうが、わた
しの中のイメージでは、浮気中、もしくは不倫中の男と女が駅など
で待ち合わせをして、そのままどこか旅に出る、って感じだな。

行き先は、お互いの知り合いにばったり会う可能性の最も薄い場所、
さびれた温泉旅館などがよろしい。そして交通手段は車じゃなくあ
くまで電車。それも新幹線じゃなく急行とか使う。個室もいいな。
寝台特急なんかどうだろう。

あ、でもお互い家族に内緒なのでそんなに長く出かけられない。
一泊が精一杯。それにふたりきりの時間も欲しいから電車に乗って
ばっかりもよくない。やっぱり熱海あたりですかね?

なあんて想像し出したら止まらなくなった。なんか、どっか、ちょ
っと駆け落ちのイメージも混じってるようだ。

駆け落ちか…。チャンスがあったらしてみたい。そんでその男の子
供を産むの。怒涛の恋愛をしてみたいものだす。

ま、あくまでそれは空想。若い男の子がアダルトビデオ見ながらこ
の女優と一発やりてえ、と妄想するようなものです。

だから何が言いたかったかと言うと、片方が相手の部屋へ泊まりに
行くのは「浮気旅行」とは言わないのじゃないかってこと。

何だっていいじゃないかって思いますか? そんなこと行ってると
もてないですよ特に男の方。女って結構、気になる男の言葉使いで、
その気になったり冷めちゃったりするもんですよー。本人も自覚し
てない本心が言葉の選び方に出たりするからね。女はそういうの敏
感だよー。話がそれた。

そう、わたしのしてるのは浮気旅行じゃなくて何なのか、と自分で
考えてみたのさ。

擬似同棲、というのがいちばん近いかな。同居生活のシュミレーシ
ョン。一緒に寝て、一緒に起きて、部屋でご飯作ったり、外食に行
ったり。まあ仕事は抜きでさ。

いちばん長く一緒にいたので6日間かな。手帳見てみた。7日間で
した。9月のことです。でもこの時は仕事が佳境に入ってて、デー
トとか無し。部活動の合宿って感じだったな。セックスはしてたけ
ど。男3体調くずしてたし。(注:すぐくずす)

今回は3日と短いから、そんなに同棲っぽくはならないかな。

なんと言っても一緒にスーパーに買出しにいくのが同棲っぽいよね。
で、出来合いのお惣菜じゃなくて、何回か分の献立を想定して食料
を選ぶ。ああ楽しい。帰りに自販機でコンドーム買ったりして。ま
さに同棲カップルって感じじゃないですか。

自分の年齢棚に上げてますけどね。ふふふ。

「なんか作ってー」

と言われりゃ腕をふるうさ。スパゲティが多いかな。わりと得意だ
から。「塩加減が絶妙」「いろどりがいい」なんてほめられりゃあ、
また作ってあげたいと思う。単純なわたし。女を単純でいさせてく
れるのはいい男。手開きにしたイワシとトマトとナスで、シチリア
の下宿のおかみさん風パスタでどうだ! たまには発泡酒ばかりじ
ゃなくて白ワインでも開けようか。ねえ男3。

滞在が短いと外食ですませることになる。今回はデートとか外出し
なくていいから部屋でふたりで過ごしたいな。

ああもう寝ないと。

不眠はお肌にもよくないし。でもすぐに眠れるかな。いろいろ考え
ちゃいそう。嬉しくてわくわく、というのとはちょっと違う。電話
での男3のあまり元気のない声も気になるし、今回行って帰ってく
るとまた更に深い仲になってしまうだろうという予感がある。

不安がないわけではない。

でもわたしは負けないよ。脳天気に生きてやる。アホみたいに明る
く未来があると信じる。お互いの可能性を信じる。この人と出会っ
てよかったと思い続けられるような関係を命がけで守る。そのため
には恋愛を犠牲にすることもあるかもね。覚悟はしとこう。

鼻息荒いね。

いろいろ思うことあって。

「命がけ」なんて大袈裟な言葉を使っちゃったけど、命って日々の
もので、今、この時間をどうすごすかってことが人生を決めていく
わけで、1か0かで処理できない。生か死か、どちらかってもん
じゃないんだと最近思う。まだうまく言葉にできないけど。

すぐに眠れるかどうかは別として、まあとにかく布団に入るわ。
帰ってきたらまたいろいろ書くから。助平話とか。

じゃあ、おやすみなさい。
でもって、いってきます。

月子