2002/04/10(水) クラブ活動。

昨日ライコスクラブの「千日前変態倶楽部」に入会。クラブ活動なんて高校生の時以来だぜ。

4月7日に発足して現在会員7名。クラブマスターは、息をつかさぬ首絞め文体で日記『天王寺の男』を書いているコマジュン氏。最初のお題は「はじめて意識した変態行動とは?」。これに対する書き込みとその返答が現在10件ちょっと。これ会員制の倶楽部だから、入会しないと読めないのよね。投げかけは「自慰・彼氏に・旦那に...など『これ、変態かも?』と意識した行動を挙げよ(10点)」と続くんだけど、今のところオナニーについてが主だ。あ、唯一の勇気ある男性会員の書き込み、これだけは違うな。ふむ。まだ始まったばかりでどうなるかわからないけど、面白くなりそう。気になる方は下記へ。

 >変態ネタ情報系専門の完全会員制のクラブを作ってみた。効率良く変態情報が集められたらええんちゃうかなと思う。活性せえへんかったらすぐやめるわ。ネタをお持ちの方は情報提供してくだされ。プチ変態の質問・情報交換もよろしおまっせ。オタク、ガキ、ナンパ系は入会をシャットアウトしますさかいに。ほなよろしゅう。(コマジュン氏のゲストブックより転載)
千日前変態倶楽部

でもってですな、

この質問の「はじめて意識した」ってとこでわたしは最初に覚えた自分のオナニー方法を報告したのですが、さらに記憶をさかのぼると、もっと前にありましたのよ。倒産間近の文具店のワゴンセールのようにねえ、役に立たない埋もれた記憶がごっそりでてきた。

それは、「いじめられるおっぱい嗜好」

とでも言うようなもので、最初の記憶はやはり「父の雑誌」。
エロ本じゃなかったな。文芸誌? 大衆文学の? まああんなサイズであんな厚さの本が父の書棚にありましてその中の白黒のエロ広告の荒れた印刷の小さな小さな写真、もしくはイラストにひきつけられた。小学5年生くらいだったか。その写真とは、

ボンデージなのか、黒い尖ったブラジャーの先端部分だけがくりぬかれて、乳頭部分が苦しげにはちきれそうにのぞいているというもの。

これは小さなわたしの胸にぐっときた。

自分のおっぱいもふくらんじゃいないのにさ。それまでも、乳房にたいする憧れはあったよ。子供なら誰でもあると思うけど、ついこの間までお世話になっていたアイテムだし。リカちゃん人形のわずかなふくらみが物足りなくて、ティッシュを使って、バストアップさせたりしたものだ。漫画に出てくる「ブラジャー」とか「Dカップ」(←巨乳とうい言葉もまだなかったな)という単語にどきどきした。しかし、その小さな広告写真には、それらとは異質の感触を抱いた。

「いけない」感じ。

「背徳」という単語を知らないが、理解した。その写真から。
他にも父の書棚からは映画のパンフレットを出しては見たものだ。あの有名な「エマニエル夫人」(坊やじゃなくてよ)日本映画「戒厳令の夜」。お色気サーヴィス、なんつう古めかしい単語が浮かんできたぞよ。エマニエルのレズってる写真は素敵だったな、うん。

中学1年くらいだろうか、その「いけない」感じを自分なりに追求してみた。

手法は「パラパラ漫画」。

笑ってくれ。わたしは当時、手塚漫画や「ドカベン」のファンだったのさ。手塚治虫の「まんがの書き方」という本を何度も読んだことだよ。「りぼん」漫画スクールに投稿したこともあった。Cクラスだったけど。

どんな内容だったかというと、カールした長い髪のセクシーな女性(峰不二子入ってる)がブラウスの上からロープで自分の胸を縛り上げるというもの。画力は中1程度(Cクラス)なのでバストショット。今思い出してもなんだか奇妙だ。自分で縛り上げ自分で悶える。その表情に苦心した。ブラウスを引きちぎるバージョンもあったような。「エクスタシー」「恍惚」なんて単語もまだ知らなかったんじゃなかろうか。学習机のいちばん上の引出しの奥にそのパラパラ漫画を隠し、時々出して眺めた。オナニーの仕方を知っていたら当然していただろう。倶楽部の掲示板にも書いたけどわたしが初めてオナニーを知るのは高校になってからだ。それもかなり奇妙な方法だけど。(1月の日記参照、ってもうないんだった。読みたい方は倶楽部に入会しよう。でもって己の中の変態を自覚しよう。)

その漫画は現存しない。いつ処分したかの記憶もない。

今書いてて思い出したけど、パラパラ漫画を書くきっかけは、イトーヨーカ堂で見たメモ帳だ。それに大人向けのパラパラ漫画がついていた。マリリン・モンローみたいなキャラクターが「うっふん」とするだけのものだったと記憶するが、推定小学4年のわたしにはじゅうぶん刺激的だった。だって「りぼん」とか「なかよし」読んでたんだから。

絵が動く、ってとこがポイントかな。1970年代半ばだからエロビデオなんてカルチャーはまだ存在してなかったよな。ビデオデッキがないんだから、ロリコンアニメもない。映画のお色気シーン、もしくはポルノ映画全盛期か。詳しくないので社会史は省略。個人史のみを語ろう。

最初の質問に戻ると、「はじめて意識した変態行動」とある。奇妙な方法のオナニーも、もちろん当時誰にも打ち明けなかったし、内緒にしていたけど「変態行動」という意識はあったかどうか。なにしろもう高校生だし、処女だったけどタンポンに挑戦したり、自分の隠しポケットの存在は知っていた(驚いたけど)し、胸もでかくなってたし。

まだブラもしてないぺったんこの中学生が自分で自分の乳房を縛り上げる美女のパラパラ漫画作って学習机で恍惚としている。こっちの方がよっぽど変態だ。そして当時のわたしに変態行動の自覚はあったか?

あったと思う。部屋に友達が遊びに来る時なんかに、見つかったらどうしようとドキドキしていたはずだ。だって表向きは「ドカベン」や「ブラック・ジャック」なんだもん。あ、「ルパン三世」は読んでたけど。モンキー・パンチの原作を。あと「マカロニほうれん荘」もエッチで好きだったな。女の子のキャラクターがかわいくてさ。

つことで、長くなっちゃったけど、これが問題に対する答えだ。どうしよう。倶楽部からこの日記に飛んでいただこうかしら。やあね、わたし、はりきりすぎね。まだ他にも埋もれている記憶がありそうだしな。変態というキイワードでそれが解けるなら自分でも見極めてみたいしな。幸か不幸か今、つきあってる男もいないし(除・夫、ってオイオイ)。

問いかけに「自慰・彼氏に・旦那に...など」ってあるけど「はじめて」ってことでどうしても自分ネタになる。まあそれが平和でいいわ。おしっこ飲まれた、首絞められたってのは3月にも書いたしね。

靴舐められたこともあったな。アッコの毛を剃られたり。でもこれは自発的なものではなく、受動的な変態幇助行為。

あと自分で自分の足首をベルトで縛ってオナニーってのもあったけどこれはもう20代になってからの話だわ。手首を縛っちゃうとアッコをいじれなくなちゃうからね。

こんなこと書いてたらなんだかもよおしてきちゃったわ。コマ兄ぃのおみやげ使って一発抜こうかな、なんて。

ほなまた。

千日前変態倶楽部の活性化を祈願しここにこの日記を記す。月