2002/05/28(火) エロ・モードと銘打ってる割には色気のない話題になってしまったかもしれない(苦笑。<e-mode>

※注意:e-modeとはエロティック・モードのことです。この日記は露骨な性的表現を含みますのでそのような内容の文章を読みたくない方はご遠慮ください。

 

昼寝をしようと思ったたけど眠れなかったから日記のつづき。

実は今うちは離婚をするしないでもめているんだ。原因はわたしの浮気、ではなくて、子供を作るか作らないかという問題。同居中の入籍している相手(つまり夫)はいらないという。わたしはどうしても欲しい。もう九年間も意見は分かれたままだ。そのことを昨夜チャットで別れた男に告げると、話をしたいと言ってわが家へやってきた。さっきまで二人して話をしていたところ。どちらももう、仕事へ戻った。今部屋でひとり。

「ごはん。」

と言って別れた男が帰り際、投げてよこしたのはカロリー・メイトだった。ちょうどいいや。泣くと腹がへるのだ。湯をわかして紅茶をいれる。チーズ味? ラッキー。これけっこう好きだ。英国製のフィンガータイプのクッキーみたいでさ。

二人が話している最中、ついさっき図書館で借りてきた川端康成の「片腕」を文庫本で読んでいた。面白かった。でも今は男の書いたものを読みたくない。女の書いたものなら読んでいたいな。「レ・ミゼラブル」は例外。ジャン・バルジャン、コゼット、テナルディエのおかみ、マリユス・ポンメルシー伯爵、主人公の敵役の刑事はなんて名前だっけ? 最後に投身自殺する? 拳銃だっけ。それは「罪と罰」だっけ? ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ。今読むならロシア文学もいいな。長くて長くていくら読んでも終わらなくて。アンナ・カレーニナ戦争と平和。小学生の時「ベルサイユのばら」に夢中になってたのと同じ勢いで読みたいな。わかってる。現実逃避だ。

たった今宅急便。ノックの音に驚いた。LPレコードのジャケットサイズのこの荷物は、これは……。ああ、仕事の成果だ。要さんの所の。わたしはほとんど大した事してないのに、参加させてもらった棚ぼた仕事。うれしい、でも今は実感がない。ビニールのプチプチに包まれている。後で大事に開けよう。本当はすごーくうれしいはずなのにな。えらいタイミングで届いたものだ。もう三十分早ければ、男達と一緒に見れたのに、よかったような、残念なような……。ふう。

益荒男とのことを書こうと思っていたのだった。

到着した晩、麦茶の後で、ビールを飲んだのを思い出した。見たいテレビ番組があるとかで、もう少し起きていると益荒男が言う。わたしは乗り物酔いからさめて、やっとお腹が空いてきたところだった。

シャウエッセンがありますけど。」

じゃあ、それ。益荒男ちゃん作ってぇ。と、ためしに甘えてみたら白髪ネギと一緒にフライパンで炒めてくれた。「生春巻きがあったんですけど、まずかったので食べちゃいました。おいしかったらそれをとっておいたんだけど……。」生春巻きに使ったグリーンリーフの残りがたっぷりあったのでそれで炒めたシャウエッセンを巻いて食べた。おいしい。「あ、シャウエッセンじゃなくてアルトバイエルンでした。」まあいいわよどっちでも、と笑う。さっきまで泣いてたのにね。

テレビを見ている益荒男のひざに頭を乗せて甘えてみた。テレビを見ているときの益荒男は、あきれるくらい子供の顔だ。時々「うふふ」と笑っている。以前、食事中にアニメーションの再放送で「赤毛のアン」を見ながら割り箸をかじっている時はさすがに注意しようかと思ったが、まるで母親の小言になりそうなのでやめた。アンが毛染めに失敗して髪の毛が緑色になってしまい泣く泣くショートカットにする話だったが、「来週にはまたもとの髪型に戻ってるんですよ」と予告編を先回りして、テレビっ子ぶりを発揮していた益荒男。あれは去年の夏だったかな。

テレビでは手の込んだかくれんぼのようなことをやっている。この後にやる番組が目当てらしいのだがなかなか始まらない。あお向けに寝転ぶわたしの胸を見て、「何か入ってる?」と聞く益荒男。「なんだか大きいじゃないですか。」そう。なぜか冬から春にかけて体重が落ちてしまい、ブラジャーがゆるゆるになっていて、これはCカップからBカップに買いかえなければならないのかな、と思っていた。でも今回の逢瀬では、生理前の食欲増進期間を利用して、2キログラムばかり太ってみたのだ。

「入ってないよ。本物。」

わたしの胸に手を置き確認する益荒男。「この部分はブラなのね。」仰向けなので乳房は左右に流れているのだ。年々やわらかくなる乳房。二十代後半のセルフヌードを彼に見せたことがあるが、「この頃会いたかった!」ってそのころ益荒男まだ田舎で高校生やってたじゃん。わたしとしては、せっかく乳房のある体に生まれたんだから、授乳ってもんを是非ともしてみたいものだ。妊娠してボインボインの張り切ったおっぱいになってみたい。本来の目的通り実用品として活躍させたい。男にもてあそばれるのもいいけどさ。益荒男いわく、「チャーム・ポイントなんですから大事にね。」うっふっふ。でも年には勝てないのね、あと重力と。

Cカップは復活したけど同時にお腹にも贅肉がつく。体重増加は諸刃のやいばだ。これ以上太ると、太ももの内側が左右で触れ合うことになる。これは夏にはうっとうしいのだ。中年太りと言われるのはかなわないのでやっぱりあと一キログラム落とすことにする。まあ中年なんだけどさ、年齢的に。滞在中は気にせず何でも食べたけど。何しろ生理前にはやたらと甘いものが欲しくなるのだ。

深夜放送のあとロフトでセックスをしてから眠り、起きたら昼近かった。(つづく)

※あのさ、この前コマジュン氏に会った時「月やん最近誤字多くない?」と言われてそうかなあそんな事ないよーと言ってたんだけど前回の日記「くちづけ」が「つちづけ」とかなってましたね。恥ずかしいわ。すぬ様口調絶賛感染中だし……。あんまり恥ずかしいので少し手直ししました。でも1回読んじゃった人はそうそう再読しないよね~。はぁ、気をつけよう。独り言でした。
月子

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