2002/05/13(月) 誰かを好きになることってやめられない。

夜更かししてしまったわ。

夜更かしというより、夜明かし。窓の外明るかった。色っぽい理由ではなく、友人と深夜のメッセンジャー。３時間？　４時間？　うっかり長話してしまった。楽しかったからいいのだけれど。

そのせいというわけではないが、バイトに遅刻。これは、まあ、いつものことだ。わたしと同じ時間にベッドにもぐりこんだ彼女は、夫の朝食を作って送り出したのだろう。

それにしてもウインドウズに顔文字が標準装備されているとはまったく知らなかった。

一般、人名／地名、話し言葉優先、無変換、という変換モードがあるのは知っていたが、このなかに顔文字がひそんでいたとは……。やられた！　（何に？）

顔文字って、「話し言葉」なのかい。そうなのかい。常識なのかい。そうなのかい。

みんながみんないちいち手入力してるとは思ってはいなかったが、わたしのＰＣにまで標準装備とは恐れ入ったよ。Ｗｉｎｄｏｗｓ９８。マイクロソフトてばなあ。

そういや、メッセンジャーにも顔文字が標準装備だった。絵文字だったかな。わたしはうっとおしいんでオフにしてるけど、それだと（Ｌ）とか表示されるのだ。使わないでよ～ん顔文字。まあ、洒落で使ったらしいんだけど、その時の相手は。

「～」だって抵抗あったのさ。今でこそ使うけど。例えば、

「はあ」「はー」「はぁ」「は～」「はぁ～」「はあ～」

を、気分で使い分けるのさ。顔文字もセンスよく使っている人のは感心することあるけど、たいていはなんだかなあ、って気分になる。まあ、当りさわりなくってことですかね。わたし個人としては文章のほうがぐっとくるのだ。記号に逃げるな。

文字も記号なんだけど。でもかなり複雑な記号だ。読み取るのにもセンスというものが要求される。「感度」のよい人とはやりとりしていても楽しい。

ああ、顔文字が楽しい人たちって、箸が転げても可笑しいのだろうな。

それはそれでよしとしましょ。素直に使えるのは素直な証拠かもね。そしてどっかで（ケッ）と思ってるわたし。うひょひょ。素直じゃないね～。でもいいの、顔文字苦手、それがわたし。

半角カナ使いは楽しいけど、文字化けの可能性が高いとなると、日記では控えようかなと思ってみたり。Ｍａｃユーザーの人も結構いるでしょ。

「日記の墓場を見た」とその人は言った。たいていの人は日記書き始めても、数日で挫折してしまうのだと。それ全部含めての、１万何ぼかの登録者なんだな。ライコスだけでも。わたしだって登録だけして使ってない日記専用サイトあるし。ここだけが非常にアクティブだけども。

で、毎日何書こうかなあって楽しみに、そして時にはうーん苦しいぞ、と思いつつ持てる力を傾けて、良いものを、少しでも実のあるものを、書いててよかった読んでてよかったと思えるものを供したい、と思っているのですわ。わたしなりにね。

日記なんか所詮オナニー、という考え方もあるとは思います。

でもわたしのオナニーは真剣だぞ、そういうならば。集団オナニーなんて気持ち悪いの。わたしはごめんだわ、馴れ合うのは。それこそ思い出すのは顔文字満載のゲストブックだ。するなら孤独にするものよ。

セックスの一部としてならいいけど。「見せて」って言われたらわたしはする。でもひとりでする時とはまるで違うけど。きっと、媚び売ってる。声も出すし。ひとりの時は声出さない。でもって、キスしてもらったり、胸を可愛がってもらったりして、参加してもらうの。見せるためのオナニーって全然別のものだ。

だからこの日記も、自分のためだけにノートにつけるのとは全然別物だと思う。書いてるわたしは一緒だけど。だって、いちいち誤字とか直さないよ、ノートだったらさ。

「絶対音感」の話題が昨日の会話でちょっと出たんだけど、文章読みに関わるそれに似た単語ってないのかな。「絶対嗅覚」とか。文章を読んで、ウソと真実を嗅ぎ分けるの。でもみんな、文章読んで、いい気持ちになったり、やな気持ちになったり、してるわけだから、嗅ぎ分けてるはずなんだよな。そこに含まれる成分を。まあ「絶対」とは言えないとしてもさ。

メール１通。もしかしたら来週会いにいけるかも。やっほー！

以前みたいに明け透けに書くことしなくなりましたが、たぶん恋はしてるんでしょう。誰かを好きになることってやめられない。泣くことになってもいいんだ。けちけちすんな、好きになれ。服を脱げ。裸になれ。恋して倒れて傷ついて泣いて、嬉しくて泣いて。

キスを。

惜しみなく、尽きることなく。

月子

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