2002/01/06(日) 好きな男のモノはかわいい。

あんまりキスキスって書いてたら、

結局、感情に流されて泣きの入ったメールを送ってしまった。

そしたらとっても冷静な返信メールが届いた。

そうでなくっちゃ、男3。

この人がわたしと一緒になって泣いたりしないからお互いやってい
ける。冷静で、意地悪で、すごくコイツらしくてちょっと泣けた。

セックスはあくまで、

「レクリエーションですからね」

と、男3は言う。

楽しいつきあいにしたい。深刻は苦手。男1を大切に。
ぼくはやっぱり若くてかわいい彼女がほしいと思っている、等など。
そんな彼の言い分を承知した上でのおつきあいだ。

セックス・フレンド。

そういう言葉があったっけ。


さーてと、

遠距離も不倫も婚外恋愛も離婚も子供問題も膣外射精も月経周期も、
ひとまずこっちにおいといて、おちんちんの話でもするか。

おちんちん。

誰がつけたんでしょう。このネーミング。素晴らしい。
関西じゃ「ちんぽ」なのかな。「ちんこ」とも言うよね。
「ちんぽこ」、これもすごい。「ポコチン」、倒置法か。
でもわたしは断然「ちんちん」派だな。(断然て、あーた…)

隠語のくせに明るい響き。お笑い番組や宴会芸の最終兵器。
乙女たちが顔を赤らめ「やっだー!」と言いつつ笑ってしまうとい
うしあわせ配達人。(ちょっと違う)

周囲のリアクションが面白くって隠語の連呼にはまる子供って必ず
いるよね。大人が「そんなこと言うんじゃありません!」ってあわ
てたりするのが楽しいんだろうな。

わたしが小さい頃にもいた。わたし自信がはまったかどうかの記憶
はないが、口にしたときの(モノじゃなく言葉を)、うれしいような、
はずかしいような、言いあらわしがたいむずむずした感じは覚えて
るから。ひとりでこっそり言ってみたりしたのではないだろうか、
「おちんちん…」て。

こうして言葉の持つ力を知ってゆくのだ。(か?)

好きな男のモノはかわいい。

性器は全身の快楽と直結しているところがスゴイ。
まるでジョイ・スティックだ。

女は何だろう。ジョイ・ホールかな。
でもアソコは穴って感じとは違うとわたしは思うんだけど。
穴ってトンネルみたいにぽっかり空いてるものという気がする。
うーん。じゃ、ジョイ・ポケットでどうだ!

話がそれた。

「かわいい」などと思えるようになったのはわりと最近だ。

ちいさい頃のおちんちんには悪気はない。

10代、たいして混んでない電車の中ではじめて痴漢に会った時、
わたしはそれが男性器だとわからなかった。硬いのに妙な弾力があ
って折りたたみ傘かと思った。なんでそんなものが体にあたるのか。

後からわかったんだ。
誰かが勃起したペニスを中学の制服着たわたしにおしつけてたんだ。

断っとくけど、こういう場合には「おちんちん」なんて呼ばない。
あくまで「ちんちん」は性器に対する愛称であり、誰かに愛されて
いるペニスだけが(もしくは笑いに奉仕しているとか)呼んでもらえ
る名誉ある称号なのだ。

20代、最初のセックスの相手は見知らぬ相手だった。初対面の性
器を愛するなんて処女のわたしにできるわけがない。相手はわたし
の体をやさしくあつかってくれたけど(あなたは天使だとまで言わ
れた)、相手を好きになることはできなかった。そうまでして処女
を捨てたかった自分がさもしいと思った。わたしがしたかったのは
こんなんじゃない。相手とは二度と会わなかった。惨めだった。

こんなんじゃない、こんなんじゃないと男を変え1回きりのセック
スをくりかえした。1回きりじゃなくなったのは会社の男と不倫し
てからだ。この人の事は好きだった。やっとセックスが楽しくなっ
た。でも会社を辞めてから男とも会わなくなった。自然消滅。

こうして思い出してみると20代のわたしってすさんでたなー。

つきあう相手って年上ばかり。同年代は興味なかったし、年下は馬
鹿にしてた。オヤジ専門。当然不倫率高し。やっと独身の男を好き
になったと思ったら、その人は社内恋愛をしててわたしの同僚と結
婚した。周囲には内緒にしていたからみんな驚いたけど、わたしは
直感していたから、つらくて悲しいだけだった。予感的中。

男の体を愛するなんて意識はその頃なかった。だって愛すべき男が
いないんだもん。不倫か片想い。失恋につぐ失恋。だれもわたしを
受け入れてくれない。そんな自分を「片想いのエキスパート」と呼
んだりしてた。好きになってくれる人もいるにはいたが、わたしが
相手に興味を持てない。ちっともモテナイ自分をもてあましていた。


変わってきたのは27で男1と出会ってからだ。


何がどう変わったのだろうか。ちょっとここでは書ききれないや。
とりあえず、男1に感謝。

それ以来、わたしの年齢が上がるにしたがって、つきあう男の年齢
は下がる一方である。このまま下がりつづけるとどこまで行くのか
興味あるところだが、それはそれこれはこれ、話が大きくそれた。


フェ ラチオは自分から進んでするのでなければ楽しくない。

男2は時々、黙ってわたしの頭をぐいっと押すことがある。わたし
は「して欲しいならそう言って」というと、欲望に支配されたかす
れた声で「して」って言うからしてあげる。男の声を聞いてるとわた
しも濡れてくる。男2もよく「濡れる」。その体液を使ってマッサー
ジをしてあげる。手で握って人差し指の腹を使ってペニスの先をく
りくりこするのだ。そうするとこの人はとてもよい声を聞かせてく
れる。わたしは男の体にまたがって、自分のポケットに大切なもの
をしまいこむ…。

ここまできてはじめて単なる性器は、「おちんちん」という名誉ある
称号を戴くことができるのです!!わーパチパチパチ(拍手喝采)。

ふ~、長かった。

こんなわたしだが実生活ではめったなことでは性器の愛称を口にし
ない。だってはずかしいんだもん。

猥談て、できないし。
書くのと話すのって別なんですねえ。

だから男3に「お〇んこ」って言わされた時ははずかしかったよー。

「どこが気持ちいいか言って」「……」「言わないとやめちゃうよ」
「ぉ…」「やめてもいいの?」(腰の動き止まる)「オ〇ンコ…」
「お〇んこ気持ちいいって言って」「オ〇ンコ気持ちイイ…」

おめー絶対エロビデの見過ぎだー!!(赤面)

こんな、教科書通りな恥ずかしい会話。20代のわたしだったら怒
って帰ってるよ。こういうのやりたいんだなあって、つきあっちゃ
った。わたしも大人になったもんだ、まったく……。

(男1=オクテ、男2=すけべ、男3=変態。独自のカテゴリー)


時に愛は、サーヴィス精神という形をとるものです。


そういや犬の、「ちんちん」って聞かないね。最近は使わなくなっ
たのかな。下品だから? 昔は「お手」「おかわり」「おすわり」「
ちんちん」、基本だったんですけどね。あと「ふせ」とか。今は「ステ
イ」とか言うのね。犬も外人だから。「まて」だっけ。「おあずけ」
だったかな。わかんないや。


いやはや今日は疲れた。ちんちんネタで書きすぎた。

でも、明日も書きます!(注:別のネタで)

月子