2002/08/07(水) ④8月2日、リベンジ・ザ・焼きソーメン。

お腹が減ったと言うTの夜食にソーメンを茹でる。

そのままつるっと食べてもよかったのだがくやしさ残る焼きソーメンに再度挑戦。さっと茹でたソーメンに下味をつけて今度はフライパンを使い玉ねぎシーフードミックスを塩コショウで炒めソーメンを合わせ焦げ色がつくまでそのままじっと待つ。

うちでもらい物のソーメンが食べきれないほどあった時、キムチの素と和えて炒めたらおししかったのだ。うっかり焦がしてしまったらより一層おいしかったのでそれからはわざとおこげを作って食べていた。焦げた所がぱりぱりとおせんべいのような食感で駄菓子みたいな味になるんだ。

「そのフライパンもやばいかも」とT。なるほど所々テフロン加工がはがれてる。そこでおこげは軽めにつけて二つ折りにして皿にのせる。「あ、うまい」今度は成功。わたしも何口かもらう。昨日Tが買ってきたたくあんも切って出す。Tは最後の一口を必ず「食べちゃっていいですか」と訊ねる。ソーメン1把しか茹でなかったしね。

2日間ハードだったので翌日は部屋で寝て過ごした。雷が鳴ってにわか雨が降ったようだ。日当たりの全くないこの部屋の窓からは外の天気がまるでわからない。午後遅くに起きて今度は焼きうどん。具材はソーメンの時といっしょ。うどんのつゆで味をつけ器に盛りかやく(あげ玉)をかける。今度は2人前作った。Tがこれはからしマヨネーズが合う! と言い冷蔵庫からチューブのからしとマヨを出しスプーンを使って小皿で練ってからテーブルに乗せた。わたしならチューブから直にうどんにかけちゃうよなー、と思いながらそれを眺めていた。おいしかった。

5時ぐらいから9時過ぎまで仕事。

部屋に戻ると「トトロやってますよ」とテレビをつけるT。ギャツビー汗拭きシート(男の部屋にはこれがあるものなのか)をもらって腕や首筋を撫ぜながら夕食の相談。お腹へったしこれ見てると11時になっちゃうからと何か買いに行くことに。「となりのトトロ」はわたしもTも何度も見ているのに。昨日食べたチキンがおいしかったからまたケンタッキーもいいなと思ったがもうすぐ10時で近くの店は閉まるところ。結局Tがバイト中何度も食べたと言う王将の持ち帰り弁当。餃子と唐揚げどちらも500円。コンビ二で花火とお菓子とアイス、自販機でビールを買って戻る。トトロの続き。メイちゃんの声が好き。「メイちゃんはかわいいなあ」とつぶやきながら食べる。さつきがメイを探して走るシーンのBGMはラピュタのテーマ曲にそっくりだねなどと話したり。たくあんもしっぽのところまで切って出した。見終わるころには満腹。

食後は近所の公園まで自転車で行き花火をする。去年も買った200円の花火セット。にわか雨のなごりであちこちに水溜りが出来ている。山の形の遊戯物のてっぺんを選んだ。Tの持っているライターで火をつけるのだが風があり炎がなびいてなかなか着かないし危ない。わたしは横着して、右手にライター左手にモナカのアイスを持ったまま口にくわえた手持ち花火をつけようとして指を火傷してしまう。痛え。消火用に持ってきた霧吹きの水を指にかける。一旦火が着いたらどんどん続けてやった。手牡丹と線香花火がどうしても残る。Tはガリガリ君を食べながら線香花火ばかりは飽きる、なんてちょっと憎たらしいことを言った。じゃあ次は奮発して380円のセットにしようと胸の中で思いながら線香花火をする。ドラゴンとかヘビ玉とかもいいな。風で線香花火の火の玉が水溜りの中に落ちるとパシッとスパークするのは危ないけど派手でよかった。後始末をして部屋へ戻る。ロウソクが必要だったね。次に忘れなかったら持参しよう。アロマポットに使っていた残りがあるはずだから。

保冷材を出し指を冷やす。右手の親指の頭と人差し指の付け根が痛い。Tが残りの仕事を片づけてから布団に寝転んでおしゃべりしている間ずっと冷やしていた。「急に猛烈に眠くなった」と言うので眠ることにする。「この感じは三時間くらいで目が覚めちゃいそうだけど」とT。実際その通りだったようだ。わたしはその間もずっと眠り続けていたのだが。

つづく。