2002/06/08(土) 気の合わない男とＳＥＸするのと、ひとりでのんべんだらりと過ごすの、どっちがいいと思～う？

昼酒。

もらいものの生酒に即席のつまみ。

ええと、キャベツがあるからざくざくきざんで、細かくきざんだ塩わかめを塩抜きしないでそのままキャベツと合わせてもむ。もみもみしてるとキャベツの水分が出てしんなりしてくる。味見したら塩辛過ぎるのでさっと水で流す。冷蔵庫に豆腐が半丁、さいの目に切ってのっける。韓国中辛唐辛子ばらりキムチの素たらり生にんにく半欠片すり下ろして全部をどんぶりでまぜまぜまぜ…。

これは一体何？　名前のない料理。隣で食べてる人を見てもきっとちっともうらやましくないと思う。見た目最悪。でもとっても美味しい。ひとりだから、こんなんで満足。いっただっきまーす。

豆腐が食べ終わったら昨日の残りの「大柿の種」もあるのだ。とてもいい天気。チャリで三角公園というのもありだな。しかし財布が空。今日は土曜日。銀行に行けばいいのだが、昨日散財したし（８０円×４点＋つまみｅｔｃ.）今日はお金を使わない日にしようっと。散財ってね、あながち冗談でもなく必要にせまられてないものにお金を使うってことでさ。金額の大小じゃなくってね。どうもケチな性分なんだな。もったいながりとでも言うか。

今日バイト先の店に来たお客さん、車椅子にのった老女。身内か、介護の人かわからないけど、押してもらっていた。それがね、すごく悲しそうな顔をしているの。ずっと、表情動かない。泣き出す直前みたいな、目に、涙が表面張力で飽和状態寸前みたいな状態でね、白髪交じりの眉根がきゅっとよってるの。きれいな目だった。じっと見てたらきっとわたしまで、もらい泣きしまうだろう。彼女の表情には、むき出しの悲しさが停止した状態で留まっていた。

昔、地下鉄の中で見知らぬ男の人に声をかけたことある。

真っ赤な目をして涙をこらえている風だった。うちひしがれているようにも見えた。彼女に振られた？　仕事で失敗した？　原因はわからないよ。ただ感情がやわやわになってもろもろになってパブリックな場であるにも関わらず漏れ出しているのが伝わって来た。同情、というか共感？　シンパシー、心配？　わからないけれど思わず「大丈夫ですか？」と声をかけていた。電車の中で気分悪そうにしてるとそういう風に声かけられるけどね。ほとんど泣き出さんばかりの彼は座席に座っていて、わたしはその傍らに立っていたのでおかしな構図だったけど、なんとなく忘れられないことのひとつ。

わたしに誰かを救う力などないのだけれど。

ナンパじゃないのよ。でもナンパもありなのよ～。イエス・キリストが最初の弟子たちを集めていく様子なんてナンパと一緒だもん。スカウトと言ってもいいけど、通りがかりに声かけて「わたしについて来なさい」って下調べも根回しも何もなし。やっぱナンパだ。

男たちは、元気だろうか？

ちょっと陽だまりでごろごろしてくるわあん。気が向いたらまた書きます。月

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