2002/06/03(月) 明け方5時にチャットでオランダ語の発音練習、スケベニンゲン(Scheveningen)。

5月末日から6月1日にかけて日付の変わる頃でした。ライコス日記主催のデザイン・コンテストで月のお友達のどんぐりブレンドが優勝するのを“メモメモフレンド”(コピーライトbyすなおちゃん)のいずみっちんとカウント・ダウン。メモのやり取りの後、家人が寝静まってから明け方まで男女4人でチャット。その詳細は気が向いたら倶楽部にて報告する予定(わかんないけど)。その中でね、

すけべにんげん。

ってオランダの地名の発音の仕方が話題になって、もちろん音声チャットじゃないからScheveningenの「ch」はこう、とか「g」はね、と言葉で説明してもらった。日本語でいうのは難しいけど「すへふぇ」って感じ、とか銀座にそういう名前のレストランがある、とかドイツ語なら「シェーヴェニンゲン」だとか、きりもなくとりとめもなくそんな話題を朝まで。ふはは。助平人間に祝福アレ。

ぷち、あ、思考がとぎれた。別の話しよう。

ナボコフ「ロリータ」やっと読了。最初に読んだ時退屈と感じた第2章がよかった。ハンバート教授といっしょに逃亡したロリータを何年も探しまわる。彼女からの手紙が届いたときにはふいをつかれて泣いてしまった。あ、読みながら考えていたこと思い出した。

よく事実は小説よりも奇なり、と言われたり、「わたしの人生は小説みたい」とか「小説よりも面白い」とか言う人がいるじゃないですか。そういうの耳にしたり、目にするたびに漠然とした違和感を感じていたんだけど、「小説」ってものをどうとらえているかってとこから話題にしなきゃならないからなかなか説明がつかなかった。これについてはまだ考え中。ただちょっと何か、わかりかけた気がする。あとね、

恋愛小説(もどき)としての不倫日記。

2ちゃんねるの「不倫板」って初めて行って見た。成程ねぇ。通に言わせると以前にくらべたらヲチの仕方が善良でやさしいのだそうだ。でもある種のエネルギーの渦巻きを感じた。素人が恋愛気分で書いた不倫日記はそりゃ、突込みどころ満載だろう。どっちかいうとわたしも突っ込む側の人間だと思うので、気持ちはわからないでもない。でもこれも遠い潮騒だ。

今月のスタートはこんな感じよ。

エッチイな読み物期待してる方、あきらめずに待っててねん。助平人間の血がたぎるまで…。“ヤプーズ”の“HYS”ってアルバム聞きながら書いてます。「それいけ! ロリータ危機一髪」。「ロリータ」の次は「アンネの日記」を再読(再々? 再々々かも)しようと思ってたけど、その前に「ものぐさ精神分析」を読むかも。改めて、わたしは本が大好きだわ。特に文庫本を愛してるわ。

アンネの日記〈完全版〉」を読み、アンネの真似をして自分の性器を鏡でつぶさに観察するその時まで、わたしはオシッコは男みたいにクリトリスの先端から出ているのだと信じきっていた。そしてそれは二十歳過ぎ……。アンネ・フランクには感謝してるよ。

クリトリスって言葉を知ったのは何歳だったか。高校の時の親友が画材屋さんでカラーインクの箱のイラスト(リスがどんぐりを持ってる)を指し「栗とリスだよ? やらしくな~い?」と言ったのを、何のこと? と聞いていたから十六、七の時点では無知だったはずだ。知らないということがかえって恥ずかしい。勿論我不知陰核当時。←出鱈目中国語。

ロリータの手紙に涙しながら、ついでに男の尖った舌のことを思い出して「恋しい」と胸につぶやいてみる。そうするときゅんとするのは胸じゃなくってわたしのクリトリス

こんなこと書くのもあまりにもわたしがオクテだったからよ、なんて。今月もよろしくぅ。月子

(※あ、どんぐり日和に投票してくださった方どうもありがとぅ。わたしからもお礼を言いまする。多謝多謝。)

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