2002/05/29(水) 益荒男との3日間。くちびるの話とペニスの話。<e-mode>

※注意:e-modeとはエロティック・モードのことです。この日記は露骨な性的表現を含みますのでそのような内容の文章を読みたくない方はご遠慮ください。

 

結婚する時なんてたいがいお互い頭が煮えてすこしおかしくなってるもんだ。それなのに後処理(離婚)は極めて冷静な判断が要求され、冷めた頭で事を運ばなくてはならない。そこがしんどいんだな。思い余って殺してしまったものの死体の処理をどうしよう? ってそういう感じ。ちょっと違うか、いやかなり違うか。ははは。

裸の月を離婚リポートにする気はないのでこの話題はしばらく放っておくことにする。書くとしたら別の場所で書くね。それか機会を改めて。心配かけてたらごめんなさい。でも、まあ何とかなるでしょ。男の問題ってひとつながりだからなあ。だってわたしはひとりだから。一箇所バランスが崩れると連鎖反応起こすのね。来月の日記はそんなかなあ。トホホな感じでね。

で、

今頃めでたく入籍しているはずの男とわたしが別れる直前にした最後のセックスの時に録音編集したテープを三月に益荒男に送ってあった。最後だから録ったんじゃないよ。たまたまそれが最後になったってだけで。

「これ聞きながらオナニーしてる。」

カセット・ウォークマン(じゃないアイワかどこかの携帯用テープレコーダー)のヘッドフォンをわたしの耳につっこむ益荒男。わたしの喘ぎ声が再生される。とても恥ずかしい。「聞きながらしようか。3Pみたいじゃない?」(わたしと同じようなことを言うなあ。でもそれだとわたしがふたりになっちゃう、4Pなのか?)と益荒男に提案されたが、結局テープの音じゃなくて隣の部屋のセックスの音に時々耳を傾けながら交わった。最初の晩。いや違う、二日目の晩だったかな。

先に目を覚ました益荒男が、わたしを起こそうとして携帯用テープレコーダの小さなスピーカーから例のテープを再生している。寝たふりをして聞くわたし。テープは頭に戻って部屋の照明を消すためのタッチパネルのピピピという電子音、それにかぶさって呼吸の音。これあたしのじゃないんだよな、男の声なんだよな。声というか、声にならぬ声というかハァハァという喘ぎ。多分わたしが男の乳首をいじってるか舐めてるかしている。もしくはジーンズの上から股間をさすっているか。何でこの部分残したんだろう、わたし。

寝たふりをやめてレコーダを布団の中にしまいこむ。

「やめてー。これ男の声だよ。」
「思い出しちゃいますか?」

思い出しちゃいますよん。忘れさせてくれますか? とにかくキスをたっぷり。くちびるは間違いなく性感帯です。モデルのくちびるが半開きなのはプッシー広げてカモーンというメッセージです。くちびるにルージュを塗るのはおまんこを充血させるのと同じ行為です。発情のサインです、お猿のお尻です。うるおってつやつやぷるぷるよ~ぉん、と異性にアピールしているのです。わたしは塗らないけどさ口紅、似合わないんだもん化粧。

くちびると関係ないけど、バイトで接客してる時、高齢の女性が真っ赤なマニキュアをしていて、お金を受け取る時どうしても気になって「キレイなお色ですね。」と言ったらその方黙って恥らった様子の笑顔がとても可愛らしかった。服装はむしろ地味で洋装の小柄なおばあちゃま。とっても素敵だった。あんなふうなのいいなあ。だいたいわたしは若者ファッションより婆さまファッションに惹かれてしまうのだ。成人式の着物や卒業式の袴姿はうげっと思って(ケバケバしいのよ)ちっともうらやましくないけど、婆さまが日常着に地味な着物を着てるのなんかぐっとくるのだ。自分じゃ浴衣しか着れないわたしはとてもうらやましい。

益荒男のを手で可愛がる時、つい強くしすぎてしまうことがある。前の男が強い刺激を好んだからだ。そうっとしてると「もっと強く。」と言われた。こんなにきつく握ったり、亀頭を激しく擦ったりして大丈夫なのかと思ったが花婿のペニスは強い刺激に慣れているようだった。そりゃたいそう立派なものをお持ちだった。ずいぶん泣かされたわ。益荒男のも長くてスマートだが「つけ根が弱いわね。」と風俗嬢に指摘されたそうだ。濃いピンク色でとてもナイーブな感じよ。一日に四回も五回もオナッてるペニスとは思えないわ。益荒男は自称日本屈指のオナニスト北近畿なら五本の指に入ると自慢しているけど、どういうリサーチ方法なのかは不明。オナニー話をはじめると熱くなる益荒男くんであった。

男の鼻はペニスを象徴するとか、鼻じゃなくて指だとか言われるけど、わたしの少ない見識(少ないのよ。念押。)から言うと、その人全体のシルエットがもう男根と似ている。男とペニスは相似形だ。「息子」って言い回しはちと古臭いが確かに的を得ているよな。女の「下のお口」と同様に。

時間軸で順番に思い出していくことが困難なので話は三日目に飛ぶが、朝起きるとわたしの生理が始まってしまった。カレンダー通りのぴったり四週間目、7×4の28日周期。

生理前は甘いものが欲しくなる。滞在二日目なんか散歩の後に、板チョコレートほとんど一人で食べちゃったしな、75グラム。明らかに益荒男(24歳男ガリガリ)の食欲を凌駕していた。それでもわたしたちってたいして食わない。回転寿司行っても二人合わせて15皿とかだ。

四月に表参道にあるコンドマニアというコンドームのお店(交差点のところにある専門店。アミューズメント・ストアっていうのかな、ちっこいけど有名なお店。表参道なんかめったに行かないんだけど待ち合わせまで時間があったので、初めて中に入った。)で、使いきりのローションを買ったので益荒男のお土産に持って行った。生理始まって挿入できないから、それの出番。パッション・フルーツを選んで男のバーにたらす。かなりの粘度、そして猛烈に甘い。うーん、これは、いいかも。益荒男も気持ちいいと言ってる。わたしが舐め取ってしまうので益荒男自分でチューブを絞って追加。わたしは手の平全体を使ってペニス全体を摩擦。ぬめぬめしたローションに包まれて別の生き物みたい。つやつやでにゅるにゅるでべとべとでねちょねちょ。最後はわたしの口にフィニッシュ。いっぱい出た。益荒男がティッシュを手渡してくれたのでそこに精液を吐き出す。ローションと混ざって相当奇妙な味になってるけど、後味は悪くない。腰の下にバスタオル敷いてたけど、粘度が高いので下まで垂れることもなかったし、たっぷり使ったつもりが小さな容器にまだ半分くらい残ってた。これは彼のオナニーのお供になるのだろう。使わなかった方のフレーバーはフレンチ・バニラ。これも、いいかも。今度ためそうっと。それとも益荒男が自分で使っちゃうかな。味を見たいんだけどな。一瓶はいらないから、他の味のも買っておこう、機会があったら。うっふっふ。

と、フェラーチョのことなんか考えてると、とりあえず、やな事を忘れてられるんでした。ああ、残ったローションを使ってお尻のほうも攻めたらよかったなあ、なんて。助平でよかったわたし。まだまだ書くのよ。
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