2002/05/20(月) カメになって卵を産み、クジラになって潮を吹く。

睡雲さんのお遍路日記を読んでいたら「海ガメ博物館」なるものが出てきた。四国にあるのだそうだ。行ってみたいな。産卵の季節なら野性の海ガメが見れるのだろうか? 生まれたばかりの子ガメが海に向かうところを見れるのだろうか? 日和佐。行ってみたい。

夕方仕事から戻り、本を読みながらワインを飲んでいるうちに眠ってしまう。さっき起きた。変な時間。一日がふたつあるみたい。家人は出掛けていてひとり。静か。

益荒男(マスラオ)の部屋に電話。

出ない、おかしい。もう戻ってるはずなのに。メール。返信。戻るのは明日だった。勘違いしていた。一日延びたのだった。返信を読む限り、調子は決して良くなさそうだ。わたしの益荒男はとっても弱っちいのだ。

「マスラオ」という語感は、マスターベーション、マラ、フェラチオ、などを連想させるのだと彼は言う。つことは、

マスターベーション)+(フェラチオ)=マスラオ?

体が柔らかければ、自分で自分の物を咥えられるじゃないか、がんばれ益荒男。

そうメールすると、それは何度も挑戦したことがあるという。そうなのか益荒男。それで届いたのかね。いつか届く日は来そうかね。

自分の乳首なら舐めたことあるけど、そんなにうっふんという気分にはならなかったものだ。よっぽど陶酔してないと気持ちよくないだろう。酒に酔ってるとか、誰かに見られてるとか。だいたいわたしのマスターベーションはひどく淡々としたものなのだ。

海獣になるという妄想。

クジラになって、潮吹きたい。クラブの掲示板に今日書込んだけど、この空想は実は、わたしの中には古くからあるものだ。

性交中に女性が透明な液体を性器から噴出することを「潮吹き」と呼ぶのだ、という性知識をどこかで耳にするより以前から、クジラの潮吹きに対する憧れを抱いていた。

実物は見たことないから、テレビの映像だと思うけど、クジラが海面でブシューッっとやるのは豪快で本当に気持ちよさそうだ。出そうで出なくて出なくて出そうなくしゃみがやっと出たかのようなすっきり感があるのではなかろうか。そんな気がしてとてもうらやましい。クジラになって、あれをやってみたい。ブシューッ。

しかしあれは人で言えば鼻の穴か。くしゃみより鼻水のが近い? いやん。

所ジョージさんのラジオにハガキで送ったネタ。

【問い】なんでクジラの鼻の穴は頭のてっぺんについているのか?

【答え】顔の正面についていたら潮を吹いたとき後ろに進んでしまうから。

と、こういうのをせっせと考えてステッカーやらTシャツやらトレーナーをもらっていたわけ。もちろんラジオで読まれるのがなにより一番うれしいのさ。わたしの書いたハガキが所さんの手に~、って。生放送なのも夢中になった要因だな。最終回にはラジオ局まで押しかけて強引にスタジオに入れてもらっちゃった。なんであんなことが許されたんだろう。度胸あったなオレ。実はちょっとしたコネがあったのだけど、それも自分で手に入れたものだ。当時はハガキ書きに命かけてたからね。(今は日記書き)

くだもの屋で180度くらいあるバナナの房を買って(木になってるのの二分の一ってこと)控え室に差し入れたら所さんに、

「○○~(あたしの名字)おまえは猿かー!」

猿じゃなきゃ取れねーよそんなの、と言われた。受けた~。嬉しかったなあ。それからしばらく楽屋への差し入れバナナの大房がわたしの定番だった。

話がそれて、思い出話かつ自慢話になってしまった。そう、クジラ。

イルカでもいいんだけど。でもやっぱりクジラ。ほら、絵に描くじゃない? 真横から見たクジラの絵。子供が描くやつ。噴水みたいにブシューッと。

生で見てみたいけど、それには海にいかないとね。沖に出ないと見れないのかな。水族館にクジラはいない。水族館でのわたしのお気に入りは海ガメだ。

名古屋港水族館には海ガメの繁殖研究所がある。小さな水槽に1歳になる前の子ガメが泳いでいる。大きな海ガメもたくさんいる。カメの回遊水槽を上からのぞきこみながら生ビールを飲んだ。ひとりだったな。だれもカメ見るために名古屋までつきあっちゃくれない。みやげ屋でステッカーを買った。もったいなくてどこにも貼ってないの、どこいっちゃったっけ?

しながわ水族館で海ガメの昼寝を見た。甲羅の直径三十センチくらいの小さ目の海ガメ。両の手を背中にのせてぷかりぷかり浮いてるの。目が覚めるとあくびして、手で顔をごしごしこすってから、猫の毛づくろいみたいに前足を交互にがしがしかじってた。かわい~と思った。見とれちゃった。

エサの時間があった。アカウミガメはアオウミガメより気性が激しいみたい。おっとりとえさの周りに集まるアオさんたちを蹴散らかすように、体の小さいアカさんがエサに喰らいついていた。海ガメになるならアオウミガメのほうがいいな。

メスの海ガメになって卵をたくさん産んでみたい。

とりあえず益荒男に会ったら潮を吹くまで指で攻めてとお願いしてみよう。お互いの性的エネルギーの高まりがうまいこと同調すればいいのだけれど。わたしはやっぱり尿とは違うのではないかと思う。出る場所も、尿道ではなくもっと奥に熱くなるスポットがあるのだ。話だけじゃなくて自分で実際に体験してみたい。すごく真面目にそう思う。

おのおのの夢を現実に、おのおのの現実を夢に。しんみん

ジイちゃんの家に行くとこの詩が額に入って飾ってあったものだ。しみじみ。

あ、「自慰ちゃん」じゃなくて「爺ちゃん」です。なんて駄洒落で落としてみたりして。まあ照れだと思ってつかあさい。

それではまた。

月子

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