2002/05/10(金) 『千日前の悪臭のする暗くてせまい所で負けたら殺される喧嘩をする』
日記とクラブを通じて知りあった方々と昨日いっしょに飲んだ。
くはっ。楽しくてねどうも。ついつい酒が進んでしまう。
そしてまた飲み代を踏み倒してしまったらしい。減ってないんだな、財布の札が。今度会ったらお返ししますから。申し訳ない。しかし、楽しかった。
Jちゃんと会うのは2度目。Y氏とは初めてだ。
手土産をもらう。しまった今日は手ぶらで来てしまった。強いて言えばこの場をセッティングしたことがわたしからの送りものか。どうしてわたしはこう会いたがるのか。
「ネットでの距離の取り方」というような話題が出た。わたしは多分一緒なんだよな。リアルと。文章でのコミュニケーションは向いてるのだと思う。本好きだし。
クラブのバナー効果か、この日記も「裸の月」で検索していらっしゃる方がちらほらと。千日前系日記書き、最近みんな日記にバナー貼ってるからね。みんなって、わたしといずみちんとじぇりさんとおぎーのさんか。あと他の日記サイトで書いてらっしゃる方。今日の新規入会者は1名。入口見て「怖いな」と思う方は入らないほうがいいです多分。「うわ、何これ? 面白そう!!」と思う方、お待ちしております。
女は強い、のでしょうか。そして、わたしは獣(けだもの)?
わたしの日記に「恋のかおり」を指摘され、う~んやっぱり女の嗅覚は鋭い、と思った次第。多分その「かおり」わたしのねらい目までは届いてないと思うのだが、それより先に彼女にかぎつけられてしまったわ。それはそれでいいのだけれど。
でもって図書館へ行き、ゲストブックで話題になっていた「たのもしき日本語」(1994年)と「失敗成功中くらい」(1996年)を借りてきた。保存庫に入ってるのを出してもらった。以前「かめ」に夢中になってたときも保存庫から「かめ」という本を出してもらって借りたものだ。かめって動物の「亀」ですが。
高見恭子がね、自分の父親の本を読むのって、わきの下に顔を埋めて匂いをかぐようなものってどこかで書いてた。でもって、とっても切なくなるのでめったに読めないとも。高見順の本はそれほどたくさん読んでないけど、「如何なる星の下に」はとても好き。文学に出てくる浅草って物語めいててロマンティック。川端康成の「浅草紅団」とかね。浅草シリーズだけ集めた古い文庫本を祖父から譲り受けて大事に持ってる。挿絵がいいんだこれ。「浅草の水族館」、「浅草の九官鳥」タイトルに浅草ってついてるだけで心が躍るよ。実際の浅草へいってもそれほど心は躍らないんだけどさ。
「父の娘」ということで言えば森鴎外の娘、森茉莉。萩原朔太郎の娘、萩原葉子。書くことって遺伝するのか。森茉莉の「贅沢貧乏」を初めて読んだ時は衝撃だったな。赤瀬川原平の編集した文庫本に入っていたのだ。貧乏話ばかり集めた本。萩原葉子の新刊も別の意味で衝撃だった。70才になっても恋をするのって勇気いるよな。道化になるのも覚悟の上で。
18の倍が36で、36の倍が72か。
「千日前」は、とあるバンドの歌詞に出てくるので言葉の上では知っていた。実際にそこをおとずれた時はこの辺りが「千日前」というのだとは知らずに歩いていた。旅行から帰ってくると「千日前変態倶楽部」が出来ていた。で、翌日入会し今に至ると。
知らない女に欲情しながら
自分が死ぬことを果てしなく夢見て
千日前の悪臭のする暗くてせまい所で
負けたら殺される喧嘩をする
口に包丁咥えて逃げ切った
橋の上からきらめく焼夷弾を望んで
口の臭いウソばかりつく女と駆け落ちをするはめになった。
オメコ三分飢餓一生
女の体!
やらずぶったくり「真夏真昼」より
うーん、やっと昨日の酒が抜けてきた。ミス酒豪ばかりでなくY叔父もそうとういける口。わたしは次からは下戸を名乗ります。
月子
PR>>>>>千日前変態倶楽部