2002/04/22(月) メモ、裸、秘密、肉声、においの記憶、独白、血液、どんぐり、クラテン、顔文字ユーザー。

Lycosのメモ、携帯電話から見れるんだってね。知らなかった。ま、知ったところでわたし自身は携帯電話持ってないのだけど。

「12345」はどうやらまたまたじぇりぃちゃんがお踏みになったらしい。前回は直筆メッセージで祝ったのだが、今回はどうしましょう。うーん、そうだなあ。それではお会いした際にお持ちいたしましょう。わたしからのスペシャル・プレゼントを。とりあえず、お仕事がんばっておくんなせい。

でもって再びゲストブックは書き込み受け付け休止中。またなにかやりたくなったら開けるかも。日記の感想は、メモやメールで受けつけております。

そして今日もS=63で日記を書くわたし。

裸っぷり、ということについて。

わたしの日記のタイトルは「裸の月」。去年の12月、自分のもつれた心とその状況を見つめなおすつもりで日記に手を出した。Web通のかたから、恋愛相談なら仮名(ハンドルネーム)でやるのがよい、とアドバイスをいただき「月子」という日記用の名前を用意する。「結構真剣に相談に乗ってくれたりする。」と言われた。そういうものかしら。

今は4月。わたしの恋愛情勢は変化してそれほど複雑なものではなくなった。心のもつれが解けてきたのだ。ものみな変わる。すると自分の恋愛事などより面白いものが他にあるじゃんと興味の矛先が移ってくる。例えばインターネット。Web上に日記を書くということ。

秘密ってなんなの?

誰にも言えないこと。人が知りたがること。でも言えない。誰の関心も引かないような内容ならば、秘密としての価値はあまりない。ばらしたところで「それがどうしたの?」と言われてしまうだろう。言いたい。でも言えない。だからここに書く。最初はそうだった。「ノートに書くより同居人に見つかる確立は低い。」そういった人もいる。実際そうだと思う。

でもって4ヶ月。My日記登録50名。

これは誇りに思っていいのかな。もう読みたくないや、と思えば削除するよね。わたしはする。減ることも、もちろんあるのだが、減った後って増えるのだ。なぜか。これはわたしの興味の方向が移っているということなのかもしれない。恋愛不倫浮気性交擬似同棲の記録から、森の住人としての体験談に。

わたしの勝手な推測では、読みつづけてらっしゃるかたはたぶんわたしの声を聞いてるんだと思うの。話してる内容は何であっても、文章を読んで、文面を追って、文字を見て、ご自分の頭の中で、ご自分の想像の声質で(高く細くやさしげたっだり、低くかすれて落ち着いた声だったり、お好みで)、再生してるんではないかと思うのね。

だって、こんなに字を小さく、読みづらくしたのに。

朗読向き、ではないと思うけど、書くとき、常に、頭の中でわたしは文章を読み上げてる。黙読ではなく脳内朗読だ。日によって、早い時もあり、ゆっくりな時もあると思うけど、曲ごとにぴったりくるテンポがあるように、その日の気分に合わせて歌うように書いてる。その声が読んでるかたの頭の中で再生されるんじゃないかな。のってくると脳みそで考えてるんじゃなく指先だけが踊ってるみたい。振り付けなしの即興で。でもって、書いてるそばから忘れてく。あとで読み返して驚く。へー、わたしこんな事言ったっけ。

だから本当に夢中になって書いてると、読んでるかたのことすら意識しない。自分すら意識しない。ただ手だけが動く。まあ、いつもそうとは限らないけれど。

舞台の上での独白がいつしか本当の独り言へ。

これからも、自分が読み返して面白いような独り言が吐けるかしら。まあどんなにつまんなくったって一年は続けるんだ。これはそういう実験、そういう遊び。飽きたらあきたで新しい遊び方を考える。どっちに行ったら面白いかしら。歩いてみよう。自転車走らせよう。どこまでもどこまでも電車に乗って行こう。自分の嗅覚が頼りだ。

あのね、今朝電話であるおかたの声を聞いたの。

ああ、こういう声だったなあ。うまく再生できなかったんだけど、電話で思い出した。よみがえった。大丈夫わたしはちゃんと覚えてる。耳の中の小さな骨が覚えてる。忘れてない。何ひとつ忘れてない。

モテない、という悲劇は生殖から見放されているという生き物としての焦燥感からくるのだろうか。いや、焦る気持ちがあるうちはまだいいのだ。あきらめきってふてくされた時、その個体はますます魅力から遠ざかり異性を引き寄せるにおいを失っていく。簡単に「いいなあ」と口走らないこと。魅力的に見えるものには影にそれなりの犠牲がはらわれているのだ。努力と言ってもいい。いい匂いがすると引き寄せられるものだ。

そういう点で言うと、わたしの文章ってけっこうにおうんだな。(わたし自身が、とうことではない。あくまでわたしの文章が、である。)好みはあると思うけど。

「オーラ」という言葉で表現するかたもいらっしゃった。ふむ。におうといったって実際モニタから匂いの分子は出てないわけで、何というか字面がにおう、文字の並びがにおう、文章がにおう、というのは「オーラ」が出てる、と言い換えてもいい。でもそれって特殊なことではなくどなたも何かしらの「オーラ」は出してるんだと思う。いいオーラとはかぎらないけど。ん? オーラって何のことだっけ。「オーロラ」に似た語感。精神的「フェロモン」?。今調べるのめんどい。また今度。

うん、「におい」と言った方がわたしにはしっくりくるな。

でもって、わたしのタイピングかなり早いらしい。そういえば手元見なくなってた。これも日記の効用か。ただし日本語にかぎる。ローマ字入力なんだけど、頭が英語に対応してないから、どーんな簡単な単語でも、英語となると下、向いちゃうんだよね。ええっと「r」はどこだっけー? という具合。アールなんて、らりるれろ、めちゃくちゃつかってんじゃん。でも下見ちゃう。きっと赤点がトラウマなんだ。ちぇ。

今日はお昼を友人といっしょに食べた。駅前の天丼屋。2階の窓から献血車が見えた。血液の話をする。わたしはご飯やめて生ビールの小さいのと天ぷらの盛り合わせ。エビ、キス、イカ、いんげん、かぼちゃ、なす。エビには塩があう。尻尾まで食べた。

食後のコーヒー。ドトールマクドナルドも混んでいたので喫茶店へ。一杯420円のどんぐりブレンド(中深煎り)を奮発。

「どんぐりふたつ。」

店の奥さんが言う。本当にどんぐりが2個出てきたらどうしよう、という空想にほほがゆるむ。トトロじゃないんだから。なんてこたない「どんぐり舎」という名の喫茶店のオリジナルブレンドなのだ。古くて狭くて小さな窓がいっぱいあって適当にごちゃごちゃしてて、落ち着く。トイレの扉に燻製にしたような「上海バンスキング」のポスターが貼ってあり懐かしかった。

そこでクラテンの話をしたんだけど。

話して面白い話じゃないのだよね。まあそのひとはWebには明るいのである程度は理解してもらえるんだ。でもわたしがここで経験していることって何なのだろう、と思った。新しいことではない。手段としてはインターネットは新しいけど、人が何を面白がるかってそれほど変化してるわけではない。結局今でも尻だのふんどしだの言ってるんだ。でも、その時どきで面白くって夢中になれる事柄を追い求めたら、わたしにとって新しい景色が見えてくるかもしれないし。基本はやっぱり自分の足で。クラテンの気持ちは自分がクラテンになってみなければわからない。

でもって、顔文字使う人の気持ちは顔文字使う人じゃなきゃわからない。

あたしはあれが苦手だよーん、たかし君。

でも、どうして使うの? ってたずねた時ちゃんと答えてくれそうな人に今まで出会ったことがないの。苦手なものから逃げてきたから。わたしのまわりには顔文字ユーザーはいないのだ。今度たかしパパに質問してみようかしら?

メモ、裸、秘密、肉声、においの記憶、独白、血液、どんぐり、クラテン、顔文字……。

だらだら書いちゃった。

なーんの結論も出ないまま、このへんでお開き!

月子

 

追記1:いた! わたしの周辺で顔文字使う人。それはおぎー。そして今のところレパートリーは→w(゚o゚)w。これだけみたい。あるかたのゲストブックで「おじさん、ビックリしちゃったよ。w(゚o゚)w」って使ってたの。おぎおぎ可愛ー。こんな顔文字ユーザーならいいなあ。わたしも一年後にはバリバリ使ってたりして。うーん……。月

 

追記2:ゆめじさん、倶楽部入会ありがとう! 部長ついでよかった。千日前変態倶楽部の益々の盛会をここに祈願す。二代目変態部長月子

 

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