2002/04/19(金) ディープじゃなけりゃ、意味ないの。
コミュニケーション深度ということについて考えてみました。
Communication ①通信。報道。②(意志の)伝達。
Media ①媒体。②手段。媒介物。
今わたしは文字を使って読者の方とコミュニケーションしております。インターネットも使ってます。手を動かしてキイを打ってます。頭も使ってます(ちょびっと)。
でもって何かが伝わります。意志とかいうもんが達します。あなたの心に。頭かな?
自分の1月の日記を読み返してみました。泣いてばっかりいたのを思い出しました。男に会いたい会いたいと思っていました。で、実際会いに行きました。今はそのようには思いません。会いたいとは思います。会いに行ける状況になったら会いに行くでしょうが、今はその時ではありません。お利巧に「おあずけ」してます。理性の勝ち。
何かが伝わるとそれがはねかえって来ます。フィードバック。
Feedback 〔情報処理・オートメーション装置で〕処理の結果を見て自動的に原因を調整すること。
(あたしの中の情報処理装置)
そするとわたしも出力を調整します。相手の受けとめ能力によって投げ方を変えます。発信し、受信する。言葉のキャッチボールですかね。まあ、投げ返して下さらない方の方が圧倒的に多い。インターネットというのがそういうメディアですから。
それでもわたしは投げつづける。そういう性分なのでしょう。
アクセス・カウンタが回ります。わたしはそれをじっと見ている。
アクセスログが表示されます。わたしはそれをじっと見ている。
増えると嬉しい。単純に。どんぐりを拾いに行っていっぱい見つけたら嬉しいのに似ている? 声無き賞賛。どうだろう。刺激的なタイトルをつけたらログが稼げるのは実験済みだ。「セックス」「フェラチオ」「バイブレータ」。検索に引っかかりやすいキワードというのもある。それをここで書いちゃうと、またそれで引っかかり続けちゃうから書けないんだけど。でもあたしはログが稼ぎたいわけではない。アクセス数はひとつの目安だ。
なにかを伝えたいらしい。一体それはなんでしょう?
きっと、ひとことでは言いあらわせないもの。だからこんなにも言葉を必要とする。なんでだろう。あまりにも貪欲。きりがない。きりがない。
小さな達成感というのは常にあるのね。毎回それなりにオーガスムを得る。文字を吐き出すのは快楽なんだ、わたしにとって。やっぱりこどもかな、足りないのは。精子と卵子の出会い系。何いっとんの? うん、医学に頼るのはやっぱりどーもなって。
わたしは天気予報を見ない。雨が降ったら濡れる。
わたしは占いを見ない。いいことも悪いことも起こるときには起きる。
でも空は見上げる。ひとの言葉は読む。
それで結構、わかり過ぎるくらいのとこがわかる。
みんなわかってるんだと思ってた。それで簡単に口にして結果として秘密をばらすような行為になってしまうことがある。だって、わかっちゃうんだもん。秘密が増える。複雑になる。時々疲れる。みんな、わかってなかったのか。
相手がわかってて秘密にしてるのか、気がついてないだけなのか、見極めなくちゃならないの。秘密は苦手だな。でも増える。シークレットレベルも日によって変動する。
でも泳ぎきってみせる。自分で飛び込んだんだ。挑戦しがいはあるな。
届け。
それも深い所へ。
いったん深いコミュニケーションを体験したら、もううわべの言葉じゃ満足できなくなっちゃうものなのよ。
言葉は日々流れる。テレビから、ラジオから、音声になり、活字になり、データになり、流れ込んでくる。わたしは新聞も読まないし雑誌も買わないしテレビも見ないしラジオも聞かない。芸能人の名前とかちっともわからない。それでも「オブチシュショウ」と読める。マスメディアの浸透力は恐ろしい。簡単に骨抜きにされる。テレビで「ネット依存症」について報道されそれを真剣に心配しているあなた。その前に「テレビ依存症」なんじゃないスか? テレビ自身がその存在を、テレビ依存症の「闇のテレビ・チルドレン」達に依存しているのだから、テレビが「今すぐテレビを消して現実を生きなさい」とは絶対言わない。自分を写さない鏡だ。みんな溺れてるようにわたしには見える。
あ、みんなつってもみんなって意味じゃないよ。
より正確に言えば、あたしが勝手にあたしの「腹心」、と思ってる選りすぐりの方々を除く、みんなってことだ。
飲み込まれてたまるか。消費されてたまるか。すり減らされてたまるか。
面白い。相手はゴリアト。小石ひとつで何が出来るか。本気で遊んでみよう。逆手にとってやる。
届け。
深いところに。
あたしの言葉はダビデの小石。
ディープでなくちゃ意味ないの。
月子