2002/03/30(土) 『今日は1日部屋にいた』と雪彦。あ、わたしもだ。 よい匂いのする思い出。

ふみはずさなかったことで保てた関係。虹彦さん。

10年以上前のこと虹彦さんと虹彦さんの友達の家へ遊びに行った。
夜の公園を散歩したりして過ごし、友宅へ一泊した。そこんちの奥さんとご人、虹彦さんとわたしの4人でならべて敷いたみっつの布団にならんで寝た。どきどきしたけど性的な出来事はなにもなかった。翌日虹彦さんの車で最寄の駅まで送ってもらった。行く手にきれいな虹が出ていた。別れ際、頭をくしゃくしゃと撫ぜてくれたのが泣きたいほどうれしかった。その後で、夜の公園の絵を何度もかいた。

悪夢だということにしておきたい思い出。

酔払って電車を乗り過ごした。もう夜は明けている。始発に乗ったのだろうか。どこだか知らない駅のホームのベンチに座っている。 体がいうことをきかない。男がズボンのファスナーを開けて自分の物をわたしの口につっこんでいる。他にも何人かの男がまわりにいる。わたしはされるがままになっている。その後どうやって家に帰ったのか覚えていない。本当にあったことなのか、単なる悪い夢なのか区別がつかない。でも、口に無理矢理性器をつっこまれる感触は覚えていて消えない。わたしがフェラチオを、自分から進んでするのでなければ、好きではないない理由。

電話は苦手。

夜中、男の声で電話が掛かってきた。名乗らない。「……君?」わたしはその時、手痛くふられた相手が、思い直して電話を掛けて来てくれたものと思い相手の名を呼んでみた。「そうだよ」と言って男はぼそぼそと話し出し、テレフォン・セックスを促した。わたしは男が思い直して電話して来てくれたことが嬉しくて応じた。受話器を耳に右手で自分の性器に手を伸ばして相手の声を聞いていたが、ふと、電話の背後に人の気配を感じて「……君、今ひとりなの?」 と聞いてみた。すると電話はいきなり切れた。相手は見知らぬ男だったのだ。単なる深夜のエロ電話を勘違いした。わたしがテレフォン・セックスが嫌いな理由。

雪彦と電話。一時間ほど。

一時間ではちっとも長電話と思わなくなってしまった。ごく当り前にだらだらしゃべって、そして切った。わんわんが帰ってきたから。

じゃあ、また明日。

月子