2002/03/30(土) 頭の中の小さな映写機。

ムー助さまに「裸の月」の1月号と2月号を送って差し上げようと

思ったのだけど、添付ファイルって1個づつしか添えられないの?
めんどー。だから後回し。

もっと眠っていたかったんだけど目が覚めちゃった。仕方ない。ま
たまた風呂に入る。風呂しか居場所がないような気になる。お湯を
沸かしてお茶を入れる。たまごがあるからそれを食べよう。

温泉たまごにしたいけどな。1時間かかるから、ポーチドエッグで
いいや。しょうゆ、ちょんと注して。

雪彦から短いメール。

朝まで旧式のマックと戦っていたらしい。クラリスワークが入って
るんだって。わたしはクラリスは使った事ないや。ビジネスソフト
はよくわからないんだよな。今使ってるエディタのことだって、よ
くわかってない。

ムー助さまに送る前にバックナンバー読み返そうと思ったけど、今
は無理だなあ。もうちょっと気持ちが落ち着いたら。

過去の日記を送れば別れた男の時間を少しでも束縛できる、なんて。

1月から3月までの3ヶ月でワン・シーズン。第Ⅰ期終了。

いずみちんの「日記」がもしかしたらもうすぐ終了するかもしれな
い。そうなったらさみしいね。いつかは終わるということを、頭で
理解してても体はダメージをくらう。

たまごはちょっとゆるかった、でもおいしい。

明日くらいに次の生理が来る予定で、やたらお通じがいい。今朝は
44キログラム。

むーさんストレスから来る暴食がおさまって体重60台に戻ったら
しい。ふうん。わたしのセルフ・ヌードといっしょに5年前のむー
さんの写真も出てきたなあ。うん、このほうが素敵。ほほからあご
にかけてのラインがいい。特徴のある鼻の形。薄い上唇。

この5年でわたしは「若返った」のだそうだ、むーさまに言われた。

そっかな? ご自分が罪悪感を感じずにすむための方便では? な
んて意地悪く思ってしまう。5年前の免許証の写真、雪彦にも見せ
たけど、やっぱり今より若いって言ってたよ。まあ当り前か。

わんわんは今夜は仕事が終わったら家にいったん戻らずに、そのま
ま別の用事へ直行するらしい。

今、ひとりの時間はありがたくないな。仕方ないけど。

どうやって持ち直そうかな、何も、する気がおこらないぞ?

1月の日記見てたら、12月分の下書きが2本ほど出てきた。この
ときからすでに月の変わり目に一括削除してるんだよね。年末の2
日間くらいの短い時間だったけど、それでも、そのときそれを読ん
でそのままずっと読みつづける方がいらっしゃるのだ。この前メモ
いただいたけども。誰かが見てるのね。それがネット日記。

だめだ、何も手につかない。日記にしがみついております。パンに
バターをつけて食べる。あとでコーヒー入れよう。で、それ持って
またお風呂に入ろう。風呂場にいろいろ持ち込むの好きなんだ。ビ
ールとかもいいけど、浴室がコーヒーの香りになっていい気分がす
るのよ。これも一種のアロマ・テラピーなんかいな。へっ。

あと、来月10日に電話代を払わなきゃならないのを忘れてた。雪
彦との長電話とネットの接続料で約1万5千円。いたたたた。これ
で4月の旅行はさらなる貧乏旅行になること必須。それもまたよし。

財布に正真正銘1円しかなくて地下鉄に乗れず、夜の京都をJRの
京都駅目指してひたすら歩いたのは去年の冬だったか。

夜目に遠くから見るときれいだけど、近づくとなんだか間抜けな形
京都タワーを目指して歩いた。18きっぷを持っていたからJR
にだったら乗れるのだ。そしてまた降りた駅から友人宅まで40分
ほど歩いた。最寄駅は私鉄と地下鉄だったので。コンビニに入って
地図を調べたよ。本当は物騒だしタクシーに乗っちゃおうと思った
んだけどキャッシュディスペンサーで、カードが使えなかったんだ。

心細さが旅の友。

翌日はまた1人で琵琶湖を電車で1周して帰った。友人がおにぎりでも
買えとくれた小銭でちっこいお酒のパックを買って駄菓子をつまみ
に飲んだ。湖に朝日が昇る。暖房の効いた車内で鬼殺しを飲む。わ
びしいね。さびしいね。おつやね。日本海側を回って帰るつもりだ
ったが福井で雪のためついに電車が止まりやむなく引き返す。行き
湖西線。帰りは北陸本線で長浜まで。琵琶湖線東海道本線、中央
線、で帰宅。1日電車の中。憔悴したけど妙な満足感もあった。

2000年12月の時刻表。

さっきまで吹雪の中にいたのに、太平洋側へ出ると雪の気配のかけ
らもない。そりゃ冬で当然寒いんだけど、気候はまったく違う。べ
つの国だな、まるで。これだけ違う景色見て育ったら考え方とかに
も影響するんだろう、きっと。

この時は刃君に夢中だったんだ。それなのに北陸回って帰ろうとし
たの、なんでだろ。

日本海が見たかったのかな。それと雪と。

どんなに歩み寄ろうと思っても理解し会えない時ってあるんだ。む
ーさんをもっと知りたかったがむーさんの故郷の駅に降り立ったと
ころでそこにはもうむーさんはいない。時差という名の距離がある。

蛍川を見たところで、中学生のむーさんに会えるわけではない。

誰かわたしに子供生ませてよ。

今年は東京では、一度も雪らしい雪は降らなかった。

月子