2002/03/28(木) 現像液の匂いをしばらく嗅いでいない。

日記を更新し、バイトに行こうとすると電話が掛かってきた。こん

な時間に誰から。たまにバイト先から、「今日シフト入ってます
よ」とモーニング・コールもらっちゃうことあるけど、今日はまだ
電話もらうほど遅刻してない。セールスはこんなに早い時間にはか
かってこない。

わんわんかと思って出るとムー助さんだった。

「今日ひま?」

タイミング良すぎてドキッとする。見られてるみたいじゃん。こん
なことめずらしいので、午後なら空いてると返事をした。

昼に戻ると留守電1本。メッセージはなし。

ムー助さんに電話してみる。まだ仕事場にいるらしい。電話が遠く
て何を言ってるのかほとんどわからない。とりあえずわたしは家に
いればいいらしい。ほへ。じゃ時間できたわ、日記でも書こう。

またまたろーりーさんのメモから。わたしの日記を「サービスのよ
い日記」と書いてくだすった。ありがとごじゃます。月替りでリニ
ューアルしていく方法もいいですね、と。そうっすねえ。どうなん
でしょうねえ。なんだか1ヶ月くらい前の自分てのがとってもはず
かしくて読まれたくないんだよね。今こうして書いてる時は読んで
欲しくて書いてるはずなんだけどね。いや書きたいから書いてると
いうほうが正確かな。せっかく書いたのだから読んで欲しい。まあ、
新鮮なうちなら、いいかな。古くなって読み返すのは自分だけの楽
しみにさせといてよって感じかいな。

書かれたものは完成品ではなく、書きつづけるという行為のみをこ
こでは評価していただければ、となんだかちょっとかしこまる。

だってろーりーさん編集者なんだもーん。日記読めばわかる通り。

日記はわたしの気晴らしさ。今日は外もいい天気だよ。

しかしここは日当たりの悪い部屋で、寒い。ムー助さん電話来るの
かな、直接来るのかな。前ムー助さんが遊びに来る可能性のある時
履歴とか日記のショートカットとか最近使ったファイルとか、全部
消したんだよな。ばれないように。家来てPC立ち上げることある
から。面倒くさいな。どっかで読まれたいと思ってる自分の心が面
倒くさい。なんだか落ち着かないよ。

雪彦のことを書きたいが。

コマジュンさんの3月25日の日記がよかった。ゲストブックに行
ったけど、話題がカップル喫茶~デザイン事務所~イチゴにとんで
るあたりが、気遣いか恥じらいかわからんけど、うんまあそうだよ
なゲストブックの2、3行では触れがたい内容かも。マンガの話と
かしてた方が気楽なのだ。

「AKIRA」といやあ昨日雪彦と散歩しながら、あの建物は「童
夢」に出てくるやつみたいだね、あそこには絶対住みたくないねと
話してた……という具合に。気は紛れるが、これではどこにも行け
ない。

書き始める前と、書き終わった後で自分が違う場所にいるような、
そんな文章を書かなくては。自分のために。

ムー助さんより電話。今からこちらへ来るそうな。

雪彦との2日間を回想するのは後回し。

そういえば、現像液の匂いをしばらく嗅いでいない。

つづきはまた後で。

月子