2002/03/19(火) 生牡蠣が精液なら火を通した砂肝のこりっとした感じは亀頭そっくりだ、と思う夕間暮れ。

わはは、くどい? くどいねわたしも。いやあジェリイちゃんの日

記、はまっちゃってわたしのツボに。可笑しくてしゃあない。くく。
(jelybeenさんの「徒然日記」3月18日参照。19日のは、切ない。)

亀頭ね、食べた事ないっすよ亀頭は。いくらなんでも亀頭はね。

砂肝ってあるじゃないですか、鳥の。あれを酒としょうゆと生姜で
煮るとおいしいからたまに料理するんだけど、あれの弾力性となめ
らかさはいつも男性器の亀頭の部分(勃起時)を連想してしまうん
ですよう。

硬からず柔らかからずっていうんですか、あの微妙な硬度。もちろ
ん内蔵なんでものすごく血っぽい。そのままでは大きくて火がなか
なか通らないから包丁を入れるんですが、そのさくりとした感触に
微量のエクスタシーを感じるワタクシ。おお、こわ。

やきとりでも砂肝はおいしいけど、煮たのは更に歯ごたえがよくっ
て。もしもペニスに火を通したらこんなかしら、なあんて想像しな
がらこりこりとした噛み心地を楽しむ。丙午の女。

実際はどうなんでしょう。本気でやりたかないけど、血液全部出ち
ゃったらナマコみたいになるのかな。だったら酢の物にするのがい
いのか。酢で〆ますか、ってどんどん話がとんでもないほうに。

豚のレバーも好きなんだー。生のかたまり買ってくると、うっとり
しちゃうよ。子宮の内側ってあんなふうに柔らかいんじゃないだろ
うか。その上温かで。肉は加熱するとかたくなっちゃうけどね。

ちなみにいずみちんの今日の昼食は牡蠣フライだったそうですね。
イムリーだったね! (か?)そういえば、いずみちんも自分の
中から出てきたものを食べ物にたとえてましたね。おーすげー、と
思ったよ。男の方からレバ刺し食えなくなるってメモは来ませんで
したか。それはないか。ははっ。

執筆意欲なんていいもんじゃないんだよおん。おいしそうなものを
見るとヨダレが湧くのといっしょで、ってこのたとえもちょっと控
え目にしとこうかな。だいたい、げろだの精液だのおしっこだのと
んでもない事になってきたね今月は。タイトルからして。文章だか
らいいけど実物だったらやだよって当り前じゃあ。

「反芻」ってジェリイちゃん書いてたね。そうおいしい思い出には
栄養がたっぷり。何度でも胃袋から吐き戻して唾液とからめて噛み
しめなおして飲み込んで、って結局げろとヨダレかい!

じゃあ、本日も引き続き執筆させていただくざます、ほほほ。

しかも、「しっぴつ」を「しゅうひつ」と入力して出ない出ないと
うろたえてる頭の悪さ。ごめん遊ばせ、おほほ。マジでちょっとは
ずかしい。前にも自分の間違いに気づいて覚えたつもりだったのに。

執着の執。執念の執。執拗の執。やっぱしなんかやだ。

ええ、そらあそうとう執着してますよ日記には。でもやっぱりね、
リアルライフあってこその日記だから。実生活より日記のほうが面
白くなっちゃったら本末転倒。毎日感じるから、書かずにおれない。

でもって文章書くのが楽しくてしゃあないのさ。自分で読み返して
どひゃひゃ、何考えてんだあこいつ、と呆れたり、おっうまいこと
言うねえ、と悦に入ってみたり、そうそうこの時こうだった、他に
もこんなことがあった、と思い出す手がかりになるし、娯楽であり
実用であり息抜きであるという自己完結ぶり。

ナルシシズム、エロティシズム、センチメンタリズム。

恋愛はお互いのナルシシズムを満たしあう行為だともいえる。愛す
るお方の瞳は美しい、そして愛するお方の瞳にうつったわたしは美
しい。そいうことだ。相手の方もわたしの瞳にうつった自分の姿を
見ている。無限に反射しあう自己愛の合わせ鏡。

それだけじゃないけどね。

そりゃ一筋縄ではいかないさ。そうでなきゃここまで夢中になるも
のか。恋にうつつを抜かしているエロエロ乙女より、地に足つけて
現実を生きてる女のほうが格好いい。虹彦さんの配偶者のように。

虹が出るには雨がいる。虹彦さんの配偶者の事を雨子さんと呼びま
しょう。雪彦に少女乙女と馬鹿にされても気にしないぞ。わたしは
ロマンティックなセンチメンタリスト。

3人の子供の面倒を見る雨子さん。裏から竹を取ってきて、豆の支
柱を立てる雨子さん。猫や犬に話し掛けながらご飯をあげる雨子さ
ん。エプロンの良く似合う雨子さん。ていねいに言葉を選びながら
話す雨子さん。夜中に下の子がおねしょで起きても決して怒らない
雨子さん。「ん? どうした? そうかよしよし」ソファベッドの
中でうつらうつらしながら、わたしまで雨子さんの口調にいやされ
ている。虹彦さんが素敵に見えるとしたら、やっぱり雨子さんあっ
てこそだ。3人の子供達にはそれぞれ色の名前がついている。

憧れる。

でもわたしは雨子さんにはなれない。雨子さんが鉈を振るって豆の
支柱を立てるのを、格好いいなあと思いながら眺めているだけだ。
縁側でごろごろ日向ぼっこしながら。

雨子さんはムーミンママみたいだった。

なんでも遠慮せずにずけずけ物を言うちびのミイちゃんも見ていて
(読んでいてか)スカッとするが、なんといっても憧れちゃうのは
ムーミン谷の11月」で踊るミムラ姉さんだ。いつもの玉ねぎ髷
をほどいて、スナフキンのハーモニカの伴奏で踊るんだ。

そして、憧れすぎはよくない。誰かが素敵だからといってやたら持
ち上げるものではない。ほめるのと、もちあげるのは、似てるけど
違う。あまりに強すぎる憧れは憎しみや卑屈に転じる危険性がある。
自分の中にある感情には注意を払わないといけない。

メールチェック。雪彦から1通。15:40。今起きた、ってやっ
ぱりね。どんな夢を見て目が覚めたか書いてある。「やになっちゃ
うよう」だってさ。昨日しゃべったから今日は電話はいいです、か。
うん、そうね。残念だけど、今度会ったら時間を気にせずまたいっ
ぱいおしゃべりしようっと。

じゃあにい。

月子