2002/03/11(月) 『文学少女』って言葉は制服の処女を思わせるんだが、それはそれとしてオナニーばかりしてるのは体にいいのか悪いのか。

用事がてら散歩をしていたら、頭の中にいろんな考えがあふれて来

て止まらなくなった。いったん部屋に戻ったので書きとめておく。

村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』で主人公のおじ(超脇役)が
「時間をかけることが復讐だ」というようなことを言う。最初に読
んだ時からとても気になったのだが、また頭に浮かんできた。と言
うより胸の中にわいて来た。あの本は3回ほど通読したあと古本屋
に売ってしまったので、次読むときは文庫で買おうと思っていた。
ついにその時期がきたか。村上春樹はわたしにとって大事な作家だ。
新刊は妹に回してもらって自分では買わないのだが、既刊を何度で
も再読する。しばらく読んでなかったけど、また読書の季節がめぐ
ってきたのかもしれない。

雪彦に手紙を出した。まだ、書きたいことが書けてないから多分続
きを書いて出す。雪彦は時間はたっぷり持っているからどんなに長
い手紙でも大丈夫。読んでもらえればそれでいい。以前のように返
事は期待しない。

表サイドでの仕事は理性で進める。そのためには裏の感情も整理し
ないと表に影響する。要さんに会ってよかった。少しは正気に返っ
た気がする。エロティックな読み物を期待している読者の方には残
念な思いをさせるかも。表あっての裏ですものね。でも、大丈夫。
仕事が上手くいったらエロエロ度はよりパワーアップすること間違
いなし。って何を言ってるんだか。

それとは別に、頭の中にちらちら浮かんで消えないもの、それは雪
彦の尖った舌先。オナニーしながらも(することはしてる)機械は
繊細さに欠けるぜ、なんて舌打ちしたい気分。ああ、会いに行きた
い。そして愛に生きたい。いや、じゅうぶんそうしているつもり。

異性の舌先に依存するって話、あったよな。そうだ、村上龍の「コ
インロッカー・ベイビーズ」でキクがアネモネの舌に金網ごしにキ
スするんだ。あのキスシーンは最高。この小説何度読んだことか。
村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」とこ
の小説、どちらをマイ・ファイバリット・ノベルに揚げるか悩むと
ころ。でもそれは第二位の話。第一位は他にある。それは内緒。山
田詠美や田口ランディじゃないよ。もっと古い小説です。

ああ、手が追いつかない。光速でおしゃべりしたい。超能力で書き
たい。スプーンを曲げるように文章書きたい。

いっずみちーん。メモありがとー。英知があなたと共にありますよ
うに。本当のいい女はね、いつでも悪い女になれるんだよ。いくら
愛の名のもとであっても甘やかしちゃだめだよね。「腐れ縁」より、
いー具合に発酵した床下の隠し酒のような関係を目指そう!

ジェリーさんの彼はやるなー。いいなー。120分テープ20本か
あ。すごいなあ。愚痴=げろの話はまた改めて書く。ってまた書く
んかい! えらいもんにたとえちゃったよわたしも。

フラちゃんもいい具合に発酵しておいしい白カビのチーズみたいに
なって下さーい。青カビでもいいよー。喜んで食べるよー。

ああ、頭が春だ。浮かれてる。

用事をすまさなきゃ。午後は短い。

ではまた。

月子