2002/03/05(火) 花柄パンチィは「中学生」、白いストッキングは「ナース」か「花嫁」ということらしい。

戦士の、ちゃうちゃう雪彦のリクエストだった白い下着。パンティ

は前に買ったシンプルな木綿のショーツを履いて行くとして、スト
ッキングをどうしよう、と思った。

白は意外と少ないんだ。

ナース・ストッキングと称して白いパンストが手頃な値段であちこ
ちに売ってたけどパンティ・ストッキングだと交接する時に脱がな
いといけない。それじゃ意味がない。やぶってしまってその穴から、
という手もあるが、もったいながりのわたしにはむかないし、そう
いうハードなのじゃなくて、もっと幸福な感じで交わりたいし。

ガーター・ベルトはひとつ持ってるけど黒なんだ。下着屋で物色し
ていたら店員さんに声を掛けられた。「白はありますか」と聞くと、

「婚礼用ですか?」

と言われた。ひゃあ、びっくり。白と来たら花嫁かい。見せてくれ
たのはレイスィーでドリイミーなガーター・ベルト。しかも高い。

わたしの探しているのは、こういう色っぺーのじゃなくてもっとシ
ンプルなヤツ。でもそういうデザインのはベージュとか黒しかない
んだよね。だいたいガーター・ベルトという存在が今日的ではない
のだ。でもパンストはいやなの。わたしも雪彦も。

結局選んだのは「サスペンダー付きストッキング」というガータ
ー・ベルトとストッキングが一体になったような形のもの。千円。

買った経緯を雪彦に報告すると、「そういうのはエロい店で探して
ください」ってそんな所いくらわたしでもひとりで行けないよ。

「やっぱり白、いいな」

と言って、ふくらはぎに舌を這わせたり、つま先を口に含んだりす
る雪彦。喜んでもらえてよかったです。これだと落ちてこないし、
装着する手間もないし、動いてると多少よれるけどおおむね快適で
した。

風呂場でおしっこかけられた後も、濡れて気持ち悪いけど「脱がな
いで」っていうからそのままシャワーを浴びてためたお湯に入った。
ぐっしょり重く足にまとわりついて変な感じ。ひざのところに空気
がたまって「こぽっ」となったり。雪彦が満足ならそれでいいや。

それをお風呂から上がる時に脱いで、洗面のところで洗ったのをそ
のまま忘れて来ちゃった。絞るととっても小さくなるし、セックス
の時以外はくつ下(やっぱり色は白)はいてたから。

帰る間際のセックスの時はいてたショーツ、白地に小さい花が散っ
てるの見つけた雪彦「今どき中学生でもそんなのはきませんよ!」
と言う。そうかなあ。中学生だ中学生だと連呼。でも「かわいいな」
と言ってくれたからまあ作戦成功、と。

そういえば、ブラジャーは手持ちの淡いグレイのだったが、最初に
さっと脱がせてノーコメント。こだわりないのね。おっぱいは剥き
出しなのがお好きのようね。

しかし、白は汚れやすいのだ。忘れてた。サニタリー・ショーツを
持っていないわたし。経血の赤が目にしみるでやんす。洗濯洗濯。

庭でオス猫2匹がメスに求愛中。

その声聞きながら書いてます。がんばれよー。

昨夜、仕事のことについて雪彦と何通かメールのやりとりをしたが
ものすごく遠くにいる人に感じた。彼は遠くにいるのでしごく当然
なのだが。これがわたしたちのスタンダードな距離なので受け入れ
ないと、ならない。景気づけに濃い目のコーヒーでも。

沸かしすぎた。苦い。

まあ1杯。今日はこれからまた出かけなきゃならない。すぐに帰っ
てくるけど。今夜か、明日ムーしゃんに連絡取ってみよう。

近くても、遠くても、距離は距離だ。飲み込まないといけない。

午前中、バイトしながら「ベティ・ブルー」のことを思い出してた。
あの映画わたし好きで、ビデオ・ソフトも持ってて完全版が封切り
になった時2回見に行った。1回は知り合ったばかりのわんわんと。
もう1回はひとりで。原作も読んだ。面白かった。

どっちが主人公の男で、どっちがベティかわからないけど、雪彦と
ずっといっしょにいたらあんな感じでぐちゃぐちゃになるんだろう
なと想像してみた。もちろん現実は映画と違うからあれよりもっと、
しょうもなく、情けなく、汚く、傷つけあったり勝手に傷ついたり
することになって最後は果し合いだ。どっちかが死なないとおさま
りつかないほどどうしようもなくどろどろに愛し合っちゃうのだ。

だから、あたしたちには距離が必要なのさ(と、強引に納得)。

インテグラル(完全版)で確か、ベティが誕生日を迎えるシーンが
あった。20歳という設定なんだけど映画館でみんなどよめくのね。
あれではたちかよって。原作では30歳だった。ずいぶん物語の印
象は違ってくる。はたちの娘と三十路の女では同じ行動を取っても
まわりの受け入れ方が違うものね。

あんまり好きで思い入れたっぷりだからもう一度見直すのがためら
われるな。原作の文庫本を掘りおこそうか。部屋も片付けないとい
けないし。「ロリータ」と一緒に部屋のどこかに埋もれているはず。

映画より原作の小説の方が面白かったのは「ナイン・ハーフ」。
これは素敵だった。格好よかった。オナニーのお供にしたものだ。
他は「O嬢の物語」、「眼球譚」あと何かあったかな。どれも文庫
本。軽いから片手で。もう片方の手はもちろん布団の中ね。

もうずいぶんそういうオナニーもしてないな。わんわんの持ってる
エロ漫画を時々読むけどいい気持ちにならない。そりゃエロいから
濡れたりするんだけど読後感がよくないんだよ。なんかすさんだ気
持ちになる。雪彦の『熱写ボーイ』のほうがまだましか。ノリノリ
過ぎて、わたしには疲れるけど、なんかハッピーな感じは伝わって
くるもんな。やってる方は楽しそうだ。

エロけりゃなんでもいいってもんじゃなくていろいろ好みがあるの
でごじゃる。かえって品性剥き出しになるからご用心。色っぺーの
と下品なのとは違うし、気取ってるのと品があるのも違う。裸の世
界はごまかしきかないからねー、怖いねー。文章もしかり。全部自
分に帰ってくる。まあだからこそ面白いんだけどさ。

「雪彦」だと感情移入しすぎちゃうからやっぱり「戦士」に戻そう
かな。ここ数日の気分にはぴったりだったんだけど、と独り言。

独り言独り言、これぜーんぶ独り言。

それにしちゃ手が込んでますな。へえ、昔からこんな性分で。

心の中に指突っ込んで、柔らかい内側の壁を撫ぜたり摩ったり、い
ちばん感じやすいところはどこかを飽くことなく探求するの。ぴっ
たりフィットする言葉を見つけたらそれを挿入してみる。うん、い
い感じ。濡れてきた。次はテンポ。リズミカルに、体が反応するよ
うに、やめないで、続けて、手を動かして。ひとつの言葉に執着し
ないで、次から次へとぐっとくる言葉を捜しつづけるのよ。とめど
もなく流れ続ける甘美なメロディ。あたしの心を濡らす言葉たち。
言葉があたしを気持ちよくしてくれる……。

ふふ。あたしはこんなにも言葉に飢えている。前にもやった遊びだ
けど「言葉」を「男」に変えてみて。「言葉遊び」に「男遊び」。
どちらもやめられそうにありませんわ。

――初めに言(ことば)があった。言(ことば)は神と共にあった。
言(ことば)は神であった。万物は言(ことば)によって成った。
成ったもので、言(ことば)によらずに成ったのもは何一つなかっ
た。――「ヨハネによる福音書」第1章1節、3節。

言(ことば)はイエスの事だと習った。やっぱり聖書は男の視点。
所詮女は魔性のものか。(←このセリフ、ルパン三世だった。聖書
以上に影響受けてるかも……。不ぅ二子ちゃ~ん!)

おっと出掛けなくちゃ。

じゃ、続きはまたあとで。(まだ書くんかいなー!)

だから飢えてるって、言ったじゃん。

月子

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