2002/02/12(火) 仕事やるやると言いつつ他の方の日記を読んでるわたしは根っからのなまけ者。(附:アダルト・ビデオ考)

あっ、仕事のためにPCに向かったはずがまた日記を書いている。

在宅ワークはなまけ者には無理なのじゃー。かろうじてバイトにだ
けは行ってます。1日4時間程度で週4~5日。金銭的にはキビシ
ー生活だけど自由になる時間がないと生きてけないので、ビンボー
をうけ入れてます。

もうひとつのイレギュラーのバイト、今日は断わって午後からずっ
と家にいました。家にいるの大好き。人の大勢いる場所はあんまり
好きじゃない。休日は図書館も混んでいる。そこでライコス日記め
ぐり。たくさんの日記が黙って読まれるのを待っている。

「葵」さんて方の「箱入り主婦の日記」読んで好感を持ちました。

「いずみちん」さんのゲストブックから訪れたのですが、奥ゆかし
さがたまりません。いいなあ、と思っちゃった。日記とのつきあい
かたが程良くて読後感がさわやか。自分の強欲さをかえりみずには
いられませんでした。

これまた「いずみちん」さんのゲストブックからとんで行った、
「ミナ」さんて方の「ふたりえっち」。これは女性の立場から書か
れたソフトなポルノ。わたしは読まないけど、レディス・コミック
ってこんな感じなのかな。彼氏の部屋でアダルト・ビデオを見つけ
てショックを受けた話、ああ乙女だなあと感心してしまったわたし
はかなり「男」?

戦士の部屋にはじめて遊びに行った時、そのころ交通量の多い道路
ぞいのマンションに住んでたせいで、ビデオデッキから勝手にテー
プがイジェクトされたことがあった。トラックの無線なんかの影響
でそうなるらしいんだけど、出てきたテープは「お汁娘」。

「おしるこ」って読ませたいらしいのよ。つまりエロ・ビデ。

もともとアダルト・ビデオ収集家を名乗っていた戦士。レンタルは
嫌、というこだわりよう。引越しの時には母上が手伝いにくるので
大量のソフトを友人宅に避難させておいたと言う。

もう10何年も前の話になりますが、黒木香というAV女優が「S
Mっぽいの好き」という作品でデヴューして話題を呼びました。

当時わたし、それどうしても見たくて自分でレンタルした記憶があ
ります。十九歳くらいだったかなあ。いや、二十歳越えてた? ど
っちにしても処女だったはず。その他にも何本か深夜放送に出てい
て可愛いなと思ってた女優さんが出ているビデオを借りて見たりし
た。やっぱり女がアダルト・ビデオ借りるのはめずらしいらしくて
店員さんに話しかけられちゃった。小さい店だったけど。

今は自分では借りないけど、わんわんが借りてきたのをついでに見
たり、ムーしゃんと行ったホテルで見たりする。戦士の部屋でも、
一緒に見ながらセックスしたことあったなあ。「いいのは人にあげ
ちゃって残ってないんですよ」と言ってたけど。

わたしのお好みは、やっぱり女の子が可愛く撮れてて、いっぱい感
じてるやつ。喘ぎ声が好みだとなおいい。SMも結構好き。わんわ
んが借りてくるのはその手のが多い。「乳房吊り」には衝撃を受け
たものだ。外国のものは苦手。肉食獣!って感じ。たまたま無修正
のものを目にしたときは「うげっ」と思ってしまった。モザイクか
かってるのを見慣れてるからね。

どう見ても女優さんが嫌々やらされてる感じがするものは楽しめな
い。顔にかけるのはどうもね。なんか精液って痰ツバみたいじゃな
い? 色は違うけど。

はっ! 他の方の日記の感想を書くつもりではじめたのにアダル
ト・ビデオに対して熱く語り始めてしまった。思い返すと結構見て
るなあ。好きなのね結局。ムーしゃんが寝ちゃった後、ホテルの部
屋で1人で見てたりするし。ついでにオナニーしちゃったり。

良く出来たアダルト・ビデオは感動的だ。愛を感じることもある。

だから戦士がアダルト・ビデオに対する想いを熱く語るのは聞いて
ても不快ではない。これが性風俗となると、ちょっと話が違ってく
るけど。でも戦士にとっては同じ延長線上にあるのかもしれない。

性的ファンタジーとしての風俗。

そうそう、荒木経惟さんの作品がわたしは大好き。写狂人・アラー
キー。有名人にうとくて、同じ店に宮沢りえちゃんとそのママがい
たのを見落とすようなわたしだが(後から友人に聞いた、すごくき
れいだったって、実物見たかったよーん)、荒木さんご本人を新宿
DAGでお見かけした時には心がときめいた。

底辺に生命や肉体への愛が感じられないエロは見ていても嫌な気持
ちになる。エロスって生も死も含んだ、とっても豊かなもののはず。

ストリップも見に行ったなあ。なんて名前だっけ、テレビで見てて
好きだったタレントさんが芝居仕立てのストリップ・ショウに出演
するのを知って、ひとりで。浅草のフランス座はとバスのコース
にもなってる有名な店です。

ポルノ映画も見に行ったことある。ついでにエキストラで出演した
ことも。飲み屋の客の役で。当時の不倫相手が男優で出てたんだよ
ね。映画館にかかってたのは短い期間だったから、何度も通いつめ
た。しまいにはモギリのおばちゃんに顔を覚えられて、「お友達が
出てるんでしょう、タダで入っていいわよ」と言われる始末。

あー、こんな思い出話きりがないなあ。

アダルト・ビデオは結構好き、というお話でした。

でも、20代の始め、知り合ったばかりの男の部屋で事におよぼう
としたら、おもむろにビデオ再生し始めたのにはむかついたわ。目
の前に生身の女がいるのにそりゃねーだろー! 兄ちゃん。今なら
説教だ。重ねて言うが、知り合ったばかり。10年越しの夫婦じゃ
ないんだから。その後その人のセックス・ライフはどうなったので
あろうか。知ったこっちゃねーや。

わたしの人生から「エロ」ははずせない重大な要素だと言うことが、
自分でもわかりやした。へい。

5年くらい前かな、マガジンハウスから「ヘヴン」って雑誌が出て
たんだけどLycosダイアリーの「秘密の日記」読んでるとあの
感触に近いものがある。一般投稿で成り立ってて、女性に書き手
による女性のためのエロティック・マガジン、そんなような雑誌で
した。でも日記のほうが読んでて楽しい。基本的にノン・フィクシ
ョン。リアル・タイムなドキュメンタリー。しかもメモやゲスト・
ブックで感想のやりとりができる。読むにせよ書くにせよ、こりゃ、
はまりますって。

わたしの場合ちょっとはまりすぎ。

すんまへんなあ。

3連休も終りですね。わたしにはあまり関係ないけど。おっともう
すぐバレンタインじゃないか。戦士に送るつもりで買っておいたチ
ョコレート、自分で食べちゃってそれっきり。だめじゃん、わたし。

わたし自身は年中行事に興味ないけど、戦士は節分の豆まきをひと
りでもするような男だから、やっぱり買いなおして送ってあげよう。
今年の節分は友達が遊びに来てくれて、いっしょに太巻き食べたら
しい。まるかぶりってやつをしたのかね。関東者のわたしにはそい
ういう経験はないのであった。

きりがないのでこのへんで。

じゃあまた。

月子

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