2002/03/28(木) ムー助氏いわく『お嬢さんを僕に下さい』がやりたい。

いずみちんの25日の日記を読んでたら、まだ家賃を振り込みに行ってないことに気づいた。合併とかなんとかで月末は振り込めなくなるからその前に行かなきゃならなかったんだ。忘れるところだった。スモールサンクストゥーいずみちん。今行ってきました。

「恋の終わり」なんてお題で書きたくないって言っててこの様。
うーん、天災は避けられん。いっそ「ノロケ」ちまいましょうか。
わたしがつきあってたのはこんなにいい男だったって。

とりあえず、酒、かな。

おっと一人花見の後のウイスキー様があるぞ。味噌汁と平行して飲んで吐いたやつが。うーん、まとりあえず景気づけに一杯。

都筑響一氏が撮影に来てえらく気に入ってくれたというあの部屋もついに引き払うことになるのだね、むー助さまよ。ネズミ天国のボロアパート、わたしがいくら片付けろと言っても聞かなかったもん
だ。彼女とは同居、入籍も考えてるそうだ。

「お嬢さんを僕に下さい」

を、やりたいんだとさ。それ同じ事をパリ夫君も言ってたよ。男って30過ぎるとそれをやりたくなるもんなんでしょうか。でも、彼女とは中学からのつきあいで相手の親の事も良く知ってるんだって。
酷い親らしくて、人を人と思わず「オレのことはうじ虫あつかい」
だったそうだ。ふーん。熱く語ってた。想像するしかないわ。

ちょっと一緒の布団に横たわってみた。胸に抱いてくれたからちょっとだけ泣いてみた。ムー助さんのアソコはパンパン。はちきれそうでした。「オージー」負けてない。わたしの胸とかアソコをちょこっと触っていた。むーしゃんはしたかったのかな。わたしは雪彦とさんざん遊んで帰ってきたところだったのでセックスは遠慮。だってムーしゃん目がもう恋する男なんだもん。彼女のことを語る時。

新しい恋をしてるときこの人はたから見ても丸わかりなほど、はしゃいでる。わたしの時がそうだった。しばらくムーしゃんには会わないでおこう。落ち着くまで。日記も見せなくていいや。野暮な事
を考えたもんだ。他の女に夢中になってるんだから、放っておけばいいのだ。知ってる人に読ませる日記じゃないのだ。少なくとも今のところは。読んで欲しくなったらROMに焼いて渡そう。あそう
だ3月のバックアップ取らなきゃ。

ムー助さんとのセックスの思い出、いくらでも書ける。ノートが何冊もある。だから今は書かない。ここには書かない。1月から3月までの逢瀬の記録が残ったので、よしとしよう。思いがけず、こな
いだの録音がおそらく最後のセックスになるのだ。はあ。

自分でも知らんとよくそんなもん録ったもんだ。予感してたの?

ベッドの音を録音した晩に、旧彼女からメールがあったんだって。
ラベンダー色のスーツが最後のデートの思い出か。あーあ。

しょうもな。

雪彦も、

「それで仕事のほうに支障が出たりしないでしょうね」

ですと。きー、やるよやるわよ女の意地だやるったらやる。今は飲んだくれてるけど。へっへ。それとこれとは話が別だわい。

皆様方いっときますけどはげましのメモなんか送っちゃダメですよ。
こういう時は放っておくに限るんですから。

別れた男はいい男。

あ、まだ他の方の日記を全部は読んでないのだった。

しばし現実逃避しよう。

じゃ、また。

月子

2002/03/28(木) ムー助さま、去る。

ムーしゃんにふられた。たった今。びっくりした。

ふられたってのともちょっと違うか。とにかく新しい恋人ができたのだそうだ。新しいと言うのとも違う。13の時から数年間、つきあってた彼女と再会したのだそうだ。ほう。

「というわけで、もう一緒にホテル行ったりできません」

ホテルはともかく、おまいさん目が真っ赤だよ。仕事が忙しくてほとんど寝てないのか、恋の病か、男の意地か純情か。とにかく会いに来るのに物凄く覚悟して来たらしい。「大泣きされるかと思った」そうだ。わたしそんなに、けろっとしてた?

「1人になったら泣くかも」

と、言って見たが今のところ涙はわいて来ない。びっくりした、という感情のほうが強い。でもって、ムー助さんのあの顔見たら、何も言えないよ。だって、むしろムー助さんの方が泣きそうな顔してんだもん。

「こんな未練たっぷりで大丈夫なんかわしは」

とご自分で言ってらした。わしもそう思います。わたし? わたしもちょっと泣いた。最後に何かして欲しい事はあるかと聞かれたので、「首絞めて」と言ったらわたしが首にしていたストールを軽くそんでも息がちょっと詰まるくらいに絞めてくれて、涙が出た。

「前にもこんなことしたことあったっけ? あったか」

などとつぶやいていたムー助さんだが、わたしが首を絞められるのを気持ちいいと気づいたのは最近のことだ。多分。

ムー助さんが買ってきてくれた缶のお茶を飲みながら向かい合って別れ話をしていたら、わんわんから電話。うおー、何でまたこういういいんだか悪いんだかわかんないけどたまらんタイミングで掛けて来るかね。

「あー、月子さん帰ってたー。何時に帰ってきたの」

8時ごろだよ、オレは7時に家出た、うんまだ布団が温かかったよもう仕事終わったの、まだだよー。でもって、歌なんか歌ってる、天晴れな男わんわん。

ムー助さんは1時過ぎに来て、3時半ころ帰っていった。ここ数日はとにかくわたしに連絡を取らなくては、次にみんなで会う機会までにはちゃんと伝えておかなければ、と気が気ではなかったらしい。

そういうお方なんだなあ。最初に誘われた時も、そうだったもんなあ。思いつめた顔して。それがわたしに向けられたものか、他の女性に向けられたものであるかの違い。どうあがいても仕方ない。起こるべくして起こったのだろう。時期が来て再会したのだろう。

それにしてもムー助さんとわたしがつきあってるってのは、その辺では周知の事実であったらしい。ふへ。どおりで、というのは今でこそ思うこと。楽だと思った。なんかはずかしい。隠してるつもりだったわたしはおめでたい。余は天晴れじゃ。とほほ。

ああ、だったらこの日記、ムー助さんに読んでもらった方が、かえって気が楽になるかな。どうかしら。ちっとも一途じゃない不埒なわたしの本性、知ってるとは思うけど。

今のところ、妙に冷静。

雪彦の携帯に電話して報告「愛人さんにふられたのよー」。

その分過剰な愛情をこっちにぶつけてこないでね、耐え切れないから、だと。どいつもこいつも正直なエゴイストでいっそ晴れ晴れした気持ちになった。

「こうなったら大阪に移住しようかな」

と言うと月子さんには無理無理、泣いて帰ることになる、というアドバイスをもらう。そうなんでしょうか。大阪在住の皆様。

とにかくわんわんは帰ってくる。

なんだかんだムー助さんとは5年半のつきあい。なんか、後からダメージ来そう。自分で「ムー助さんとの恋はもう余生」なんて書いてたけど、予防線だったのかね。こんなオチかい。

まあ悪くはないわ、と強がっておこう。

また書くと思う。

月子
(あ、プロフィールと日記のコメント書きかえなきゃ……)

2002/03/28(木) 現像液の匂いをしばらく嗅いでいない。

日記を更新し、バイトに行こうとすると電話が掛かってきた。こん

な時間に誰から。たまにバイト先から、「今日シフト入ってます
よ」とモーニング・コールもらっちゃうことあるけど、今日はまだ
電話もらうほど遅刻してない。セールスはこんなに早い時間にはか
かってこない。

わんわんかと思って出るとムー助さんだった。

「今日ひま?」

タイミング良すぎてドキッとする。見られてるみたいじゃん。こん
なことめずらしいので、午後なら空いてると返事をした。

昼に戻ると留守電1本。メッセージはなし。

ムー助さんに電話してみる。まだ仕事場にいるらしい。電話が遠く
て何を言ってるのかほとんどわからない。とりあえずわたしは家に
いればいいらしい。ほへ。じゃ時間できたわ、日記でも書こう。

またまたろーりーさんのメモから。わたしの日記を「サービスのよ
い日記」と書いてくだすった。ありがとごじゃます。月替りでリニ
ューアルしていく方法もいいですね、と。そうっすねえ。どうなん
でしょうねえ。なんだか1ヶ月くらい前の自分てのがとってもはず
かしくて読まれたくないんだよね。今こうして書いてる時は読んで
欲しくて書いてるはずなんだけどね。いや書きたいから書いてると
いうほうが正確かな。せっかく書いたのだから読んで欲しい。まあ、
新鮮なうちなら、いいかな。古くなって読み返すのは自分だけの楽
しみにさせといてよって感じかいな。

書かれたものは完成品ではなく、書きつづけるという行為のみをこ
こでは評価していただければ、となんだかちょっとかしこまる。

だってろーりーさん編集者なんだもーん。日記読めばわかる通り。

日記はわたしの気晴らしさ。今日は外もいい天気だよ。

しかしここは日当たりの悪い部屋で、寒い。ムー助さん電話来るの
かな、直接来るのかな。前ムー助さんが遊びに来る可能性のある時
履歴とか日記のショートカットとか最近使ったファイルとか、全部
消したんだよな。ばれないように。家来てPC立ち上げることある
から。面倒くさいな。どっかで読まれたいと思ってる自分の心が面
倒くさい。なんだか落ち着かないよ。

雪彦のことを書きたいが。

コマジュンさんの3月25日の日記がよかった。ゲストブックに行
ったけど、話題がカップル喫茶~デザイン事務所~イチゴにとんで
るあたりが、気遣いか恥じらいかわからんけど、うんまあそうだよ
なゲストブックの2、3行では触れがたい内容かも。マンガの話と
かしてた方が気楽なのだ。

「AKIRA」といやあ昨日雪彦と散歩しながら、あの建物は「童
夢」に出てくるやつみたいだね、あそこには絶対住みたくないねと
話してた……という具合に。気は紛れるが、これではどこにも行け
ない。

書き始める前と、書き終わった後で自分が違う場所にいるような、
そんな文章を書かなくては。自分のために。

ムー助さんより電話。今からこちらへ来るそうな。

雪彦との2日間を回想するのは後回し。

そういえば、現像液の匂いをしばらく嗅いでいない。

つづきはまた後で。

月子

2002/03/28(木) とりあえず更新。来月もわたしはこうやって思ったことをげろげろと吐き出し続けるのだろうか。

月子ただいま戻りました。

夜行バス、足元が寒かった。備えつけの深緑色の薄い毛布に、みの
むしのようにくるまって眠りながら帰ってきた。

メールチェック、雪彦からとDM1通。

今回は歯ブラシを置き忘れてきたようだ。まあいいか、また行くし。

あとろーりーさん、メモありがとうございますー。わたしとろーり
ーさんは1歳違いなんだよね。ドカベンには燃えたものだよ。明訓
高校って頭の中では実在してたもんなあ。里中君もいいけど殿馬
も好きー、なんて友達と熱く語り合ってたものだ。また4月からも
ご愛読よろしく。どんな風にしようかなあ。

まる2日間ぶりにMy日記リストを開くと更新されてる日記がたく
さんあって嬉しい。これはバイトから帰ってきてからのお楽しみに
しよう。ゆっくり読もう。

朝食用にヨーグルトとドーナツを買ってきてコーヒーを入れた。雪
彦のところではインスタントばかり飲んでたから、濃いのを。

わんわんはもう出かけていた。布団に手を入れるとまだ暖かい。単
なるぬくもりなのだが本人を目の前にするよりも純粋に切ない気持
ちになる。

「けんかしないで下さいね」

別れぎわの雪彦のせりふを思い出す。

「月子さんは……くん(雪彦の名字)のことが好きなの?」

出かけるときにわんわんに聞かれたので「うん」と答えた。

「もう帰ってこなくてもいいよ」

これはわんわんの得意のせりふだが、どこまで真に受けたものか。

もし別れるとしてもその時は、自分でとどめを刺しに帰ってきます。
だまっていなくなったりしません、と言うと「よく言った」と喜ば
れた。わんわんはそういうやつ。

さあわたしはどうしたいんだろ。とりあえずまたここに帰ってきた。

ゆっくり考えよう。

まずはその前にバイト。

月子

2002/03/25(月) マンガの主人公に初恋したらいつしか彼の年齢を追い抜いていた。

ええっと、こんにちは月子です。

見なきゃいいのに気になるMy日記登録は3月に入って転校生の多
いクラスのように40人から42人の間を常にさまよっています。

短い経験から言うと、増える前は、減る。

そして増えることが良い事なのかどうかもまだよくわからない。テ
レビの視聴率じゃないんだから、スポンサーがついてるわけじゃな
いんだから。あえて言えば、日記を書く時間を提供しているわたし
本人がわたしのスポンサーだ。

まあとにかくとまどいつつも迷いつつも一年は続けようっと。

やると決めたことはやるんだ。

今、風呂沸かし中。

今夜か明朝でかけるんだけど、それはもう決めたんだけど(どっち
にするかはわんわんと話した感じで)マイフェイバリットボーイフ
レンドに会いに行く時でさえ、出かける直前は、なんか、ダメ。

おうちに居たくなる。バイトに行く度に軽い出社拒否気分を味わう。
今のバイト先は好きなんだ。働くのも楽しい。

でも。

ふとんかぶって寝ていたい。手と首だけ出してずっと本を読んでい
たい。枕もとにコーヒーの入ったカップと何かちょっとつまむもの
を用意して、トイレ以外出たくない。いつまでもこうしていたい。

学校や会社勤めの後遺症だろうか。自分の行きたい時に、自分の行
きたいところに行き、会いたい人に会うというあたりまえの贅沢を、
今は手に入れたというのに。

旅は好きだが旅人にはなれないだろう。自分のねぐらがほしい。

自分の匂いのする寝床。(枕もとに電気スタンド)

思い入れのある持ち物。(最小限にしていきたいけど)

窓からの見慣れた景色。(ネコなんかいるとなおよろしい)

駅からの道のり。(わたしのアシは電車と自分の足。たまにチャリ
ンコ。バスはちょっと苦手。車は緊張する。)

唐突にムー助氏より電話。ブラック・ジャック父親の後妻の名前
の読みかたを教えろと。ホワイ? 読み方は忘れたんでだいたいど
のあたりにその話が出てくるか大雑把なことを教える。文庫で探す
と言う。わたしは少年チャンピオンコミックスで読んでた。秋田書
店の。わたしの小学生時代はチャンピオンの黄金期(と勝手に思っ
てる)で「ドカベン」「がきデカ」「ブラック・ジャック」をはじ
め、あすなひろしの青春物「青い空を白い雲がかけてった」とか萩
尾望都の「千億の昼と百億の夜」というSF物やオカルト物「エコ
エコアザラク」と幅広かった。「夕陽丘の総理大臣」「750ライ
ダー」「レース鳩(アラシ)」(つづり失念、数字だった)「ロン
先生の虫眼鏡」まったくきりがないや。あそうだ、これを忘れちゃ
いけない、大好きだった「マカロニほうれん荘」。

小学生だったわたしも、そうし君を追い抜き、トシちゃん25才も
追い抜き今や、キンドーちゃんにせまる勢いだ。キャー!

ああ、何のこっちゃわからないわねきっと。読者の方々失礼。

でも、これからきっとますます「裸の月」は自分のための日記にな
っていくと思う。ムー助さんの電話で話がそれちった。

もう風呂も沸いたわい。

ひとっ風呂浴びて出かける準備しーよおっと。

じゃあねえみなさま、行ってきまーす。

月子

○○私信○○
そうだあ、ジェリーちゃんは「飲む」んだったー。ビールもワイン
もがんがんと。攻めの飲みですな。日記読んで知ってたのに。もう、
おまかせしますわ。酒に関してはすでに守りの姿勢に入ってるわた
し。ビールは最初の一杯であとは日本酒とかちびちびやるのが好き。
ぐびぐび期を過ぎてちびちび期。いずれセックスに関してもそうな
るんかいな。疑問。月

2002/03/24(日) そっか、題名になにも入れずに登録すると自動的に『無題』ってつくんだね、知らなかった。

題名つけるの好きなので。

くくっ。日記。書きたかったよーん。

今日は朝からバイトの後、わんわんのおごりで回転寿司を食べた。
「公園に行く」などと非常にめずらしい事をわんわんが言い出すの
で、人ごみ覚悟で花見時の公園を横切る。

桜は満開だ。池には水鳥。冬眠から覚めた亀が甲羅干をしている。

行きは電車だったが、帰りは歩いた。一駅分。約20分の道のり。

風呂に入った後、壬生菜と鶏肉を炒めて食べる。わんわんはスジを
煮込んでいる。テレビでアントニオ・ガウディの番組を見ている。

昨日は何をしていたんだっけ。

あ、そうだ。

前日に朝までかかって雪彦に送るための「ブツ」を作っていたんだ。
早朝にも回収がある本局のポストまで出しに行き、寝不足のままバ
イトへ。戻って風呂、それから昼寝。起きるともう日が暮れてて、
出かけなきゃならなかった。

祝日の盛場をさすらった上にやっと手に入れたステージ衣装を着て
ムー助がライブのステージにギタリストとして立つのである。

そんな大袈裟なもんじゃありません。50人も入れば超満員のちっ
こいライブハウス。要さんも3代目彼女を連れて見に来ていた。ム
ー助のスーツ見て「それ新調したの?」そして感想、「最悪」。

わはは。でもまあ狙いたかった線には近いのではなかろうか。だっ
てムー助が選んだのはラベンダー色の上下。お前はホストか。芸人
さんか。最悪のスーツに2万5千円。わたしには理解できないが、
気合とこだわりは十分感じられる。

ドラムを叩いていたのは、ラブ彦さん(愛に生きる独身貴族・39
才)はじめ他のメンバーも古い知り合いだ。

楽しかった。

しかし、B面では雪彦のことが脳裏から去らない。今夜はわんわん
も家を空けている。電話、したかったな。でもわたしより雪彦くん
が電話代気にするし。どうせこのあと打ち上げで飲んじゃうに決ま
ってる。ああ、会いたいなあ。せめてメール。日記書きたい。重症。

要さんと彼女が床の段差にならんで座って、お互いの耳に口を寄せ
てなにやら会話しているのが目に入る。なんかいい感じだ。

打ち上げも楽しかった。店へ向かう道々「さ、嫁探しに行くか」と
ラブ彦さん。「ラブ彦さん、結婚はしない主義なんでしょう」と言
うと、「そうですよ」。言ってみたかっただけだそうだ。ムー助は
「これから出勤」と途中で抜けていった。おいもう12時だぜ、と
思うがいつものことだ。この日のライブの主催者である24才の若
者と話す。雪彦といっしょの年だ、何て思いながら。彼のバンドの
感想を求められたので、

「まあ、若いよね」

と適当にかわしたら、どつかれた。ぐっとくる瞬間は思いがけずや
ってくる。しかしそれがないのに上っ面の言葉で「よかったよ」と
は言いたくないんだな。精進せよ若者。

ラブ彦さん、ムー助を気に入った様子。「左手でアーバンなコード
を押さえながら右手の動きはヤンキーがドリフトするときのギアチ
ェンジのよう」「気がつかないうちに素手で弦を切りまくる。しか
し張り替えるのも早い」「足が臭い」(風呂入れよ靴下かえろよ)
惚れた、と言ってた。わあ、ムー助、ラブ彦さんにとられちゃうか
もー。そんなことになったらちょっと面白いけど。

車で遠方まで帰る人々を見送り、ご近所のラブ彦宅へちょっとおじ
ゃまする。ラブ彦さんの同級生であるところの女友達もいっしょ。

「わたしたち、そういうんじゃないんです」

とラブ彦さんとの恋人疑惑を否定していた彼女だが、どう考えても
わたしはお邪魔なシュチエーションなんで早々に退場。帰って雪彦
とメールのやりとりをして就寝。これが昨日か。

何か書きたいことがあったんだけど。

ああそうだ。雪ちゃんとの長電話だ。えーっといつの話?

ムー助の衣装買うのにつき合った日の晩。21日から22日にかけ
てのことだ。今日が24日、ほんの2日前のこと。

……。

くそ。もう生々しさが失われてる。中途半端な思い出話のようでそ
そられない。鮮度が命なのでございますよ~、奥様~(って誰や)。

後で思い出すためのインデックスだけ書いとこう。何を話したかっ
つうと、

出会ったばかりの時の印象。

次に会った時わたしが髪を切ったのを見てがっかりしたと言うこと。

わたしは実年齢より7歳上に見られるということ。

(42かよー勘弁してくれ。雪彦とであった時は35。あと18の
時知らない人に「25」って言われてめげた事がある。)

雪彦が電話を好きな理由→相手の目を見なくてすむ。

NTT東日本と西日本の請求明細書の違いなど。(関西のが細かい)

6時間も話してたんだから他にも何かあった。でも今思い出せない。
思い出せないようなたわいのないことばかりを、楽しいね、楽しい
ねと言いながら夜が明けるまでずうっとしゃべっていたのだ。実際
楽しかった。6時間でも足りないくらいだった。

通話料がもっと安かったらいいのに。

今1つ、早急にやらなきゃならない事務仕事抱えてる。こんなの事
務のベテランだったら目をつむっても5分で片付く内容だ。なの
にぐずぐずと、後回しにして日記を。

だって請求書を1通作るだけのことなんだもん。

やる気出すほどのことでもない。でもできない。やらなきゃならな
いとわかってるのに。いや、やるんだけどさ。大人だし。

で再び、「時間をかける事は復讐」というねじまき鳥の叔父さんの
台詞を思い出してる。でもそういう意味ではなかったんじゃないか
な。曲解増殖膨張自己解釈。読み返したいのに古本を買う金もない。

売るんじゃなかった、とは思わない。もっと身軽になりたいよ。

明日図書館に行こう。

と思ったら明日は月曜日じゃないか。図書館は休み。そして明晩か
、あさっての早朝には雪彦のところに花見に行く予定なのだ。

わんわんにまだ言ってない。なんて切り出すか。行きにくくなるか
ら風邪こじらさないでくれわんわん。頼むよ。

さっきも「わんわんわーん」て独りごと言いながら自分の本棚整理
してたごきげんなわんわん。昨日から風邪ひいて微熱を出している
のである。4連休で後半はほとんど家にいたからね。日記更新でき
なかったのそのせいもある。

なんか見てる。「ダイ・ハード」か。

あー、さっさと請求書かいて寝よ。

ぐずぐずするのが好きなのかなあ、わたし。そんなことはないと思
うが。なんか必要なパーツが足りない気がする。いいけど。

いずみちんメモどうもありがとうねえ。「unknown origin」ってわ
たしは遭遇したことない。どなたかが個人的にブックマークしてる
ってことでしょうか。小岩井の生乳仕立ても食べてみたよ。おいし
かったけど高いのが玉に瑕だね。「ブルガリア」はスーパーでお買
い得品になっていることが多いのさ。西友138円、生協および近
所のスーパー158円等。ジェリーちゃんもしデートするとしたら
いせやの井の頭公園口店てのはどうでしょう。コマジュンさんお好
み焼もいいけど土手焼かホルモン焼のおいしいのが食べてみたい。

私信連発してみました。

ではでは。

月子

2002/03/22(金) オナニーによる精子の放出量がある一定の値を超えた時、このテープは自動的に消滅する(といいのだが……)。

アクセスログを見るとライコス以外からのお客様があった。今回の
お客様は「乳房吊り」を検索してまぎれこんでしまわれたようだ。
ご苦労様でございます。2月に書いた「アダルト・ビデオ考」のせ
いだ。こういうのが検索にひっかかりやすいのかと知る。

頭の中はエッロエロ~。

雨の中をわんわん帰宅。おっかえりなっさーい。

雪彦との長電話でのやりとりを書き留めておこうと思ったのだが。
しばしお預け。そんでもエロMDの編集は終わった。ムー助氏とわ
たしのコラボレイション作品(か?)。間延びしたところはカット
して20分テープに収録。テープからMDに落として聞いているジ
ェリーちゃんの彼とは逆の工程。花見の前に送ってあげようっと。

わんわんが近くのスーパーマーケットへ行くというのでヨーグルト
を買ってきてくれるように頼んだ。500ミリリットル入りのプレ
ーンヨーグルトをと。「ブルガリア」があればそれ、と言ったら買
って来てくれたのは低糖の小さな3個パックだった。いちおうこれ
も「ブルガリア」なのだが、割高なので

「違う、これじゃない」

と文句をつけてしまった。せっかく買ってきてくれたのに。雨も上
がっていたので自分で取り替えてもらいに行った。500ミリリッ
トルのものは売切れだったのだ。レジで返品し返金してもらい隣の
店で「ブルガリア」を買う。

自分でも面倒くさい性格だと思う。まあいいやサンキュー、と買っ
てきてくれたものを食えばいいじゃないかとも思うのだが。とにか
くまあいいや、買えたんだし。

その他にわんわんが買ってきた物は、壬生菜、サラダ菜、甘エビ、
ホタテのヒモ、舌平目、きんき。どれも閉店間際でお買い得になっ
てたみたい。甘エビは卵を抱いてた。翡翠色の小さな卵。

ひじきのご飯、玉ねぎの味噌汁、オーブントースターで焼いたしい
たけ、さっとゆがいたサラダ菜。これがわたしの晩ご飯。わんわん
から舌平目とホタテのヒモの焼いたのを少しわけてもらう。

食後にちょっと仕事。わんわんはテレビ見てます。

ではまた明日。

月子