2002/03/31(日) END ROLL

裸の月・第Ⅰ期


【登場人物】

わんわん/男1

ムー/男2

雪彦/戦士/男3

刃君

要さん

虹彦さん

雨子さん

ラブ彦さん


Thanks to ――――

jelybeen

yagiさん

yumejiさん

いずみちん

フラメンコさん

おぎーのさん

コマジュンさん

ろーりーさん

マリコさん

むーの字

ももいろうさぎさん


その他メモを下さった方々

My日記登録して下さってる方々

通りすがりにのぞいて行って下さった方々

そして、Lycosダイアリーそのものにも


○○○○

今月も「裸の月」ご愛読ありがとうございました。

「依存」も「寄生」もそれ自体が悪い事なのではない。そういう生
き方を選択した生物がいるということだ。生きのびるための手段と
して。そしてまた「自立」もひとつの手段に過ぎず、どちらが良い、
悪いという問題ではない。

あらゆる手段を使って生きようとする命。

「裸の月」第Ⅱ期は4月10日ぐらいにスタートする予定です。

4月のリニューアルもその時に。それまでは3月分もこのまま。今
多分PC使えない状態の方がいらっしゃるので、その方のために、
もうちょっと置いておきます。(むーさんのことじゃないからね)

それでは、迎えの者が来ました。わたしは月へ帰ります、って「か
ぐや姫」じゃねーつーの! 皆様、再びお目にかかりましょう!!

月子

2002/03/30(土) 『今日は1日部屋にいた』と雪彦。あ、わたしもだ。 よい匂いのする思い出。

ふみはずさなかったことで保てた関係。虹彦さん。

10年以上前のこと虹彦さんと虹彦さんの友達の家へ遊びに行った。
夜の公園を散歩したりして過ごし、友宅へ一泊した。そこんちの奥さんとご人、虹彦さんとわたしの4人でならべて敷いたみっつの布団にならんで寝た。どきどきしたけど性的な出来事はなにもなかった。翌日虹彦さんの車で最寄の駅まで送ってもらった。行く手にきれいな虹が出ていた。別れ際、頭をくしゃくしゃと撫ぜてくれたのが泣きたいほどうれしかった。その後で、夜の公園の絵を何度もかいた。

悪夢だということにしておきたい思い出。

酔払って電車を乗り過ごした。もう夜は明けている。始発に乗ったのだろうか。どこだか知らない駅のホームのベンチに座っている。 体がいうことをきかない。男がズボンのファスナーを開けて自分の物をわたしの口につっこんでいる。他にも何人かの男がまわりにいる。わたしはされるがままになっている。その後どうやって家に帰ったのか覚えていない。本当にあったことなのか、単なる悪い夢なのか区別がつかない。でも、口に無理矢理性器をつっこまれる感触は覚えていて消えない。わたしがフェラチオを、自分から進んでするのでなければ、好きではないない理由。

電話は苦手。

夜中、男の声で電話が掛かってきた。名乗らない。「……君?」わたしはその時、手痛くふられた相手が、思い直して電話を掛けて来てくれたものと思い相手の名を呼んでみた。「そうだよ」と言って男はぼそぼそと話し出し、テレフォン・セックスを促した。わたしは男が思い直して電話して来てくれたことが嬉しくて応じた。受話器を耳に右手で自分の性器に手を伸ばして相手の声を聞いていたが、ふと、電話の背後に人の気配を感じて「……君、今ひとりなの?」 と聞いてみた。すると電話はいきなり切れた。相手は見知らぬ男だったのだ。単なる深夜のエロ電話を勘違いした。わたしがテレフォン・セックスが嫌いな理由。

雪彦と電話。一時間ほど。

一時間ではちっとも長電話と思わなくなってしまった。ごく当り前にだらだらしゃべって、そして切った。わんわんが帰ってきたから。

じゃあ、また明日。

月子

2002/03/30(土) 自分のためのヌード・ショウ(こころ、のね)。

時間の経つのが異様に遅い。むーさまご来訪より一週間はたってる

気がするのに、ほんの二日前の事。信じられない。いやな時間は長
い。よい時は短い。楽しい時間は一瞬ですぎる。

出会うべき時にわたしたちは出会う。

自分で2月の日記に書いた言葉だ。そして、

別れる時に、わたしたちは別れる。

これが3月の言葉。送る~ことば~。おえ。歌うな。

刃君の声を聞きたくて電話したが留守であった。近況や、4月の予
定も聞きたかった。土曜の夜8時。仕事か、デートか、飲みか。

音楽もかけず、部屋は静か。しんみり。

一日が一週間くらいに感じるから、もう別れ話から二週間たったこ
とにしよう。今が三週間目。そろそろ1ヶ月か……(遠い目)。

強引だなあ、でもマジそんな感じ。

でなかったらつらい時間は何のためにあるのかわからない。

「来月からわたし辛口の女になる」だってさ。うう。何言ってんだ
わたし。これのどこが辛口? ハウスバーモントカレーじゃないか。
恥ずかしいったら。宣言とか、やたらとしないことですね。来月か
らもきっとこんな調子で続けるんでしょう。地名などの固有名詞は
やっぱり使わない方向で行くと思う。ちょっぴりうらやましいんだ
けどね。そういう共通の話題で盛上がれるのって。ちょっとどきど
きするし。でもま、欲張ってもしょうがない。それがやりたきゃ別
の場を作るさ。

しかし、今日のコーヒーはうまいね。豆もたっぷり使ったし、上手
に入った。落ち込んでても関係なしだね。体調がいいんだ。

惰性で30分おきに雪彦のメールチェック。出掛けてるか寝てるか。

こういうねえ、他人に依存しちゃいかんよ。友人だろうと恋人だろ
うと愛人だろうと配偶者だろうと。仕方ないんだけどさ、弱いから。
日記ならいいのか。自分で自分に寄りかかる。立ってられるのか。
バランスしだいか。惰性で書いてるわね、日記も。どうせ明日消す
んだし、って思ってるんでしょう。だめだよ手を抜いちゃ。後で読
み返して恥ずかしいのは自分なんだから。どさくさに紛れて妙なこ
と書くんじゃなわいよ。はーい。

「今だけじゃないですか? しばらくしたら戻ってくるでしょ」

雪彦に電話で言われたの思い出した。やだよ、そんなもてあそばれ
るの。体じゃなくて、気持ちを。体は快楽を欲しがるさ。むーさん
のもち肌は気持ちいいもの。でもいま必死で区切りをつけようとし
ているこの決心はどうなるの? 無駄になるの? なかったことに
なっちゃうの? それはないよ、あんまりだと思う。

雪ちゃんはねえ、もし彼女できてもわたしと続けたいと思ってるん
だよ。「すぐに傷ついて戻ってきますから」なんて、まだ恋人でき
る前から言ってるの。何だかなあ。そんな都合よくいくものかしら。

夜になった。

まだ書くのかね、わたしよ。

多分書くんだろうなあ。他にしたいことないし。

いったん更新。

月子

2002/03/30(土) 雪彦君の松葉杖と彼のパンク修理セット。

やっぱりこうなってしまったか。ねずみを回すくらいしかすること

ないんだよね。昼寝をして、起きた。知り合いの出てくる夢を見た。

その人の出るイベントが今晩ある。むーさまのは明日。行けってこ
となんだろうな。気になって夢に出て。まだ間に合う時間。主催者
の方がわたしのBBSに告知しに来てくれたのだが。

3ヶ月引きこもった末、仕事に出たら、むーさんの夢を見て、それ
でコンタクトとってきたんだって、彼女は。地元ではむーさんは死
んだことになっていたらしい。むー助死亡説。

しかし。

目がはれてひどい顔だ、笑っちまうぜ。

サングラスと言う手もあるが。夜なのに? だめだめ。よけい弱気
になる。12月に大泣きした時もそうだったんだって。あれの二の
舞になるよ。お家で大人しくしてよう。

どっかでむーさんが、コンタクト取ってくるの待ってるでしょ。

うん。だってあんなメモ。しかも日記。ひどい。何で放っておいて
くれなかったんだろう。やっぱり、はしゃいでる。彼女できて、わ
たしの日記読んで、興奮状態でメモをよこした。返事を書いちゃっ
たのがくやしいよな、わたしも。

出かけちゃったままだ。PCの前にはいない。もちろん電話なんか
できないし。携帯の番号で記憶してるのってむーさんのだけだな。

念願の、コーヒーをやっと。さっき寝ちゃったし。

ふて寝か。

ファイルはフォルダごと圧縮して送ればいいんじゃないかと気づい
たまではよかったのだが、いくつかダウンロードしてもっていた圧
縮ソフトの使い方がまるでわからなくて断念。もう、すぐ断念。い
っこは英語で、いっこは書き込みエラー、いっこは解凍専用らしい。
ふん。

冷凍庫にシナモンロールがあった。あれを解凍しようか。

腹へった。でもそと出たくない。あるもん食べよう。

てか食べたくない。

雪彦に電話?

それはもうやった。酔払った晩に。どうせ愚痴って泣くだけじゃん。
でも雪ちゃんの話が聞ける。この人おしゃべり大好きだから。そう
だ、酔った晩の電話少し思い出した。緑地帯まで自転車で行って桜
を見て帰り道チャリがパンクしてパンク修理セットは持っていたん
だけとタイヤがはずせなくて、その近所に住んでる友達の所へ行っ
て道具を借りてそのまま2人で月見酒。そんな話だった。パンク修
理セットを持ち歩いているところが、なんだかほほえましい。さす
がチャリンコ乗りだね。

膝が弱いのと、手ぶらで歩いていると挙動不審になる、という理由
でチャリンコは手放せないらしい。わたしとならんで歩く時でもチ
ャリンコ転がしていた時もあった。

「松葉杖がわりなんで、ごめんなさい」

ふたりのりも何度かしたが、ステップが片方しかなくて乗りづらい
んだよ。その片方も去年の夏ある大学の構内で盗まれてしまったそ
うだ。「さすが大学生」なんて変な感心をしてた雪彦。ものすごく
固くて外れないと思っていたから。

最近は杖なしで歩くね、そういえば。長時間歩くと足が痛いと言う
がそれでも。わたしと歩くのに慣れたのだろうか。わたしが杖がわ
りだったりして。そんなこたないか。

まだ間にあうけど、イベント。

たぶん家にいる。明日はバイト、かえって助かる。

明日の朝までプチ・引きこもり、なんて。

附抜けてござる。

月子

2002/03/30(土) 頭の中の小さな映写機。

ムー助さまに「裸の月」の1月号と2月号を送って差し上げようと

思ったのだけど、添付ファイルって1個づつしか添えられないの?
めんどー。だから後回し。

もっと眠っていたかったんだけど目が覚めちゃった。仕方ない。ま
たまた風呂に入る。風呂しか居場所がないような気になる。お湯を
沸かしてお茶を入れる。たまごがあるからそれを食べよう。

温泉たまごにしたいけどな。1時間かかるから、ポーチドエッグで
いいや。しょうゆ、ちょんと注して。

雪彦から短いメール。

朝まで旧式のマックと戦っていたらしい。クラリスワークが入って
るんだって。わたしはクラリスは使った事ないや。ビジネスソフト
はよくわからないんだよな。今使ってるエディタのことだって、よ
くわかってない。

ムー助さまに送る前にバックナンバー読み返そうと思ったけど、今
は無理だなあ。もうちょっと気持ちが落ち着いたら。

過去の日記を送れば別れた男の時間を少しでも束縛できる、なんて。

1月から3月までの3ヶ月でワン・シーズン。第Ⅰ期終了。

いずみちんの「日記」がもしかしたらもうすぐ終了するかもしれな
い。そうなったらさみしいね。いつかは終わるということを、頭で
理解してても体はダメージをくらう。

たまごはちょっとゆるかった、でもおいしい。

明日くらいに次の生理が来る予定で、やたらお通じがいい。今朝は
44キログラム。

むーさんストレスから来る暴食がおさまって体重60台に戻ったら
しい。ふうん。わたしのセルフ・ヌードといっしょに5年前のむー
さんの写真も出てきたなあ。うん、このほうが素敵。ほほからあご
にかけてのラインがいい。特徴のある鼻の形。薄い上唇。

この5年でわたしは「若返った」のだそうだ、むーさまに言われた。

そっかな? ご自分が罪悪感を感じずにすむための方便では? な
んて意地悪く思ってしまう。5年前の免許証の写真、雪彦にも見せ
たけど、やっぱり今より若いって言ってたよ。まあ当り前か。

わんわんは今夜は仕事が終わったら家にいったん戻らずに、そのま
ま別の用事へ直行するらしい。

今、ひとりの時間はありがたくないな。仕方ないけど。

どうやって持ち直そうかな、何も、する気がおこらないぞ?

1月の日記見てたら、12月分の下書きが2本ほど出てきた。この
ときからすでに月の変わり目に一括削除してるんだよね。年末の2
日間くらいの短い時間だったけど、それでも、そのときそれを読ん
でそのままずっと読みつづける方がいらっしゃるのだ。この前メモ
いただいたけども。誰かが見てるのね。それがネット日記。

だめだ、何も手につかない。日記にしがみついております。パンに
バターをつけて食べる。あとでコーヒー入れよう。で、それ持って
またお風呂に入ろう。風呂場にいろいろ持ち込むの好きなんだ。ビ
ールとかもいいけど、浴室がコーヒーの香りになっていい気分がす
るのよ。これも一種のアロマ・テラピーなんかいな。へっ。

あと、来月10日に電話代を払わなきゃならないのを忘れてた。雪
彦との長電話とネットの接続料で約1万5千円。いたたたた。これ
で4月の旅行はさらなる貧乏旅行になること必須。それもまたよし。

財布に正真正銘1円しかなくて地下鉄に乗れず、夜の京都をJRの
京都駅目指してひたすら歩いたのは去年の冬だったか。

夜目に遠くから見るときれいだけど、近づくとなんだか間抜けな形
京都タワーを目指して歩いた。18きっぷを持っていたからJR
にだったら乗れるのだ。そしてまた降りた駅から友人宅まで40分
ほど歩いた。最寄駅は私鉄と地下鉄だったので。コンビニに入って
地図を調べたよ。本当は物騒だしタクシーに乗っちゃおうと思った
んだけどキャッシュディスペンサーで、カードが使えなかったんだ。

心細さが旅の友。

翌日はまた1人で琵琶湖を電車で1周して帰った。友人がおにぎりでも
買えとくれた小銭でちっこいお酒のパックを買って駄菓子をつまみ
に飲んだ。湖に朝日が昇る。暖房の効いた車内で鬼殺しを飲む。わ
びしいね。さびしいね。おつやね。日本海側を回って帰るつもりだ
ったが福井で雪のためついに電車が止まりやむなく引き返す。行き
湖西線。帰りは北陸本線で長浜まで。琵琶湖線東海道本線、中央
線、で帰宅。1日電車の中。憔悴したけど妙な満足感もあった。

2000年12月の時刻表。

さっきまで吹雪の中にいたのに、太平洋側へ出ると雪の気配のかけ
らもない。そりゃ冬で当然寒いんだけど、気候はまったく違う。べ
つの国だな、まるで。これだけ違う景色見て育ったら考え方とかに
も影響するんだろう、きっと。

この時は刃君に夢中だったんだ。それなのに北陸回って帰ろうとし
たの、なんでだろ。

日本海が見たかったのかな。それと雪と。

どんなに歩み寄ろうと思っても理解し会えない時ってあるんだ。む
ーさんをもっと知りたかったがむーさんの故郷の駅に降り立ったと
ころでそこにはもうむーさんはいない。時差という名の距離がある。

蛍川を見たところで、中学生のむーさんに会えるわけではない。

誰かわたしに子供生ませてよ。

今年は東京では、一度も雪らしい雪は降らなかった。

月子

2002/03/30(土) 弱音でつづる深夜の子守唄(自分のための)。

結局眠れなくて日記書くのか。わたしは。書きすぎだよもう。

枯れろよいいかげん。むーちんは結局今晩は帰ってはこないのだね。
ああ馬鹿みたいだ。構って欲しくて戸口に立ってる。家から出され
たというのにさ。今頃幼馴染と会ってるのでござろう、待ってるわ
しが野暮だよ。

むー様もむー様よ。ふった女に餌なんかくれないでいいのに。

結局生殺しじゃねえか、ふん。

やばい~。酒も入ってないのに言葉が荒れてる~。雪彦も寝ちゃっ
たみたい。メール返事来ない。わんわんはもうとっくに寝てる。

しんみり。

今日はもう30日? 明日で3月は終わりだね。まだまだ夜半は冷
え込むよな。風呂入ってから寝よう。お風呂大好き。

とにかくヒマはよくない。考えこむのはよくない、こんな時には。
行動しないとな。頭だけ動かしてるとどっかイっちゃうからね。

まず、明日どうするかってことなんだな。

まあどうにでもなるけど。そうかな。まあどうにもなりゃしないけ
ど。それも、そうかな。ほうら袋小路だ。思考回路のどんづまり。
落ち込む? へこんでますか? そうね。そうなのかもね。
かと言ってもう涙も出んぞ? 今のところ。素面だからか。

書けちゃうってのがまた嫌になるんだよね。こんな状態でも文章を
さ。ただ泣いてられたらいいんだけどな。そういう風に出来てない
のね。もう駄文もいいとこ。涙垂れ流すほうがよっぽどまし。

おかしなことになっちゃったもんだよ~。もうヨワヨワ。

もう寝たら(弱気)?

ハイそうします(弱気)。

寝れるかな~(弱気)。

とにかくお風呂、それから布団!

メールチェックはもう明日!!

ほんじゃねー。

月子

2002/03/30(土) ある意味『白馬の王子様』ってのは純粋な妄想だよな。

雨の道を車体に桜の花びらを貼りつかせた紺色の車が通り過ぎる。 

ぬうっと、ゆっくりのスピードで。

なんかどっかで見たことあるな。車じゃなくて、あんな生物。

ああ、ジンベイザメだ。あの白い斑点。

酒が抜けきるとなんだか妙にお腹がへって、朝食の残りのドーナツ
に手を出す。それとポットいっぱいに入れたティーバッグの紅茶。

あさっての、むーしゃんが出るイベント、強がって「行かないよ、
興味ないもん」と言ったが本当は気になる。行きたい。でも行きた
くない。泣いたらやだし。冷たく放っておかれるのもやさしくされ
るのも、どっちもいやだ。気を使わせる。やっぱり行かない。

むーさんには12月にも大泣きしたところを介抱してもらったなあ。
あの時は何で泣いたんだっけ?

あそうだ。わんわんと子供のことで言い争いをしたんだ、その後だ
った。あん時は蛇口が壊れたみたいによく涙出たな。酒も入ってた
し、感傷的な音楽が直に頭に作用した。そうか、むーさんはあんな
風にわたしが泣くと思ったのかな、別ればなし切り出した時。

やっぱりコーヒーが飲みたいな。

でも今から豆をごりごり挽くのはうるさいから、わんわんのインス
タントにしよう。もう11時か。わんわんの見ているのは「ダイハ
ード3」。

雪彦、友達の古いパソコンをしばらく借りていじると言う。ネット
には繋がないそうだ。借り物だから。自分のPC欲しいだろうな。

誰かを信じる、ということについて考えながら夜道を歩いた。

または、何かを、信じる。

読まれても読まれなくてもわたしは文章を書く。

見られても見られなくてもわたしの肉体は存在する。

期間限定(生きてる間だけ)だけど。

雨だ。星は見えない。男物の大きな傘をさして濡れた地面を見なが
ら歩く。桜の花びらがアスファルトに貼りついている。

新しいこと、はじめなきゃと思う。

誓う、に近い。決心にはやや遠い。

ぼんやりと誓う。

何だか矛盾してるな。まあいいや、人なんていつでも矛盾してるも
んだ。混沌こそ原初の力。

捨てられない女捨てる女捨てられる女。おんな。

雪彦と電話で、どうもわたしの考え方は「男寄り」らしいという話
になった。雪彦の周りにいる女友達とは明らかに違うと言うのだ。

「じゃあきっと前世は男だったんだよ、わたし」

でもって、次は女に生まれたいなあ、と思って女に生れて来たんだ
よ、と思いついたことをべらべらとしゃべる。雪彦も前世は女だっ
たんじゃない?

「きっとそう。でもって腐って、男になったの」

女の腐ったようなって? なんかやーね。パリ夫くんなんかも前世
女タイプだなあ、と勝手な想像。わんわんも次は女に生れたいと言
ってる。ムー助さんはどうですか? 次も男? 男一本やり?

今日帰って来るのか知らん。

て、やっぱ気になってしょうがない。

もう寝ようかな。

あそーだ、おぎーのさん、コメントと日記での回答ありがとう。

そうね、情報量が少ないほうがかえって恋には落ちやすいかも知れ
ない。最初に出会うとき相手の何もかもを知ってる必要はないのだ
ものね。その人のことを「もっと知りたい」って思うことが恋の始
まりだったりする。そのために努力したり知恵をしぼったり。ウエ
ブ上の日記だったら苦労しなくてもどんどん情報は入ってくる。そ
の人が実生活で秘密にしていることでも。そこから出会うっていう
のは今まで経験したことがない。

顔って大切とわたしも思います。それも顔立ち、というより表情や
雰囲気。それからしゃべり方や笑い方、声の高低。そういう出会っ
てわかることは生物にとって貴重な情報だ。写真は写真でまた誤解
を誘う情報源だな。特にデジタルはいくらでも修正可能だし。

オフ会ちゅうもんを今まで一度も経験したことないのよわたし。

とにかく妄想をふくらますにはもってこいのメディアだな、インタ
ーネットって。

でもわたしはネット上での完璧な出会いより、「しまった!」を繰
り返しながらでも実際に出会って行きたいと思うよ。だって電気が
供給されなくなったらもう会えなくなっちゃう友達なんて、あんま
りだと思うもん。

どんな手段でも有効にできるかどうかはそれを利用する人しだいっ
てことなのね。当り前のことでした。

理解も誤解も憧れも妬みも期待も失望も欲望も失望も下心も純情も、
何もかもぜーんぶ、ここにある。そして同時にここには何も、無い。

デジタルに変換されたデータだけ。

とにかく出会わなくっちゃ。

インターネット・ギャンブラー。(なのか?)

ほんではとりあへず、

おやすみなさい。

月子